当店は輸入側なので、あまり影響はないかと思いきや……実はあります。たぶん。
イタリア製の一部商品、特に安価なものはアメリカ経由で輸入しているため、EUからの輸入に対するアメリカの関税が+20%と発表されており、その分が価格に上乗せされる可能性があります。
また、Bliss社もアメリカの企業ですが、製品に使われている金属素材をどこから輸入しているかが価格への影響のカギになりそうです。
イタリア製の聖品は、できることならイタリアから直接輸入したいところですが、製造所からの直仕入れだと最低ロット数が非常に多く、当店ではとても捌ききれません。そうなると、かえって価格を上げざるを得なくなってしまいます。
現在は、アメリカの信頼できる卸業者を通すことで、さまざまな種類の商品を少量ずつ仕入れることができています。
今回の関税問題は、日本をはじめとした他国とアメリカの消費税システムの違いが背景にあるようですが、制度を変えるのは難しいですよね。
ちなみに、当店でも商品を仕入れる際には関税だけでなく、きちんと消費税もかかっています。
いずれにせよ、今後の状況次第では変更もあり得ますし、アメリカ側の価格転嫁もすぐには反映されないと思われますので、しばらくは様子を見つつ、イタリア直輸入品の拡充に向けてリサーチを強化していく予定です。
今年は去年以上に右往左往しそうです。
トランプさん、仕事を増やさないで。
関税といえば、パスティーユ。
メイン商品のメダイは関税率が比較的低めですが、パスティーユは「食品」に分類されるため、関税率がメダイより高くなっております。
当初、他のメダイと同じ感覚で販売価格を設定していたのですが、一番小さな40gサイズに関しては普通に赤字であることに気づき、前回から価格を改定させていただきました。
また、パスティーユはメダイに比べてかさばり、重さもあるため送料もかなり高くなります。さらに、食品輸入に伴う書類の準備や提出などの手間もあり、現時点でも40gについては利益はほとんど出ていないのが実情です。
とはいえ、味の確認として40gサイズは外せないので、今後もラインナップには残していく予定ですが価格をどうしていくかは検討中です。
ちなみに湿気と高温の時期は販売停止します。そのため今月最後に仕入れるか、潔く次は夏後にするか迷い中です。

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