聖ジュヌヴィエーヴ - The Sacred Secret
聖女

聖ジュヌヴィエーヴ

ジュヌヴィエーヴ・ド・パリ/パリの守護聖女
Sainte Genevieve de Paris(仏)/ Saint Genevieve of Paris(英)/ Sancta Genovefa(羅)
◆ 年代 419/422年頃〜512年1月3日(享年89歳)
◇ 出身地 ナンテール(現フランス、パリ近郊)
◆ 祝日 1月3日
◇ 守護分野 パリ市・フランス・疫病・洪水・旱魃・災害・作物
◆ シンボル
パンの塊(慈善) 蝋燭(信仰の光) 羊(羊飼いの少女) メダイ マント
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Life / 生涯

419〜422年頃、パリ近郊のナンテールに生まれました。7歳のとき、オセール司教聖ジェルマヌスがブリテン島への旅の途中でナンテールに立ち寄り、集まった群衆の中からジュヌヴィエーヴを見出して「この娘は将来偉大な聖女となる」と預言します。翌日、ジェルマヌスは彼女に十字架が刻まれた真鍮のメダイを授け、神への奉献のしるしとしました。これはカトリック史上に残る最初期のメダイ授与の記録の一つです。

両親の死後パリに移り、祈り・断食・奉仕の生活を送ります。週2回しか食事をとらない厳しい苦行で知られ、病人の癒し・予言・天候の操作など多くの奇跡が記録されています。フランク王キルデリク1世やクロヴィス王からも深く信頼され、王に幾度も囚人の釈放を嘆願して聞き入れられました。512年1月3日、89歳で平和のうちに帰天しました。

Episode / エピソード・伝承

451年、フン族の王アッティラ率いる大軍がパリに迫ったとき、市民たちは恐れて逃げ出そうとしました。ジュヌヴィエーヴは女性たちを教会に集め「逃げずに留まり、断食と祈りを続けよ。神の御加護がある」と説きます。この「祈りのマラソン」の末、アッティラの軍は突如方向を変えてパリを素通りしました。この出来事がジュヌヴィエーヴをパリの守護聖女として不動のものにしました。

1129年にパリで猛威を振るった疫病「アルダンの熱病」では、聖遺物を担いだ行列が街を巡ると疫病が突然止み、教皇インノケンティウス2世自ら奇跡を認定しました。フランス革命中の1793年にはその聖遺物の大部分が破壊されましたが、現在もパリのサン=テティエンヌ=デュ=モン教会に一部の遺骸が残されています。かつて彼女の名を冠した教会はパンテオン(偉人廟)となり、今もパリのシンボルであり続けています。7歳のときに授かったメダイのエピソードは、メダイとキリスト教信仰の深い結びつきを示す美しい逸話として語り継がれています。

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