聖ベルナール・ド・マントン - The Sacred Secret
聖人

聖ベルナール・ド・マントン

ベルナール・ド・マントン/ベルナルドゥス・ド・メントーネ/モンジュのベルナール/アルプスの使徒
Saint Bernard de Menthon(仏)/ Saint Bernard of Menthon(英)/ Sanctus Bernardus de Menthone(羅)
◆ 年代923年頃〜1008年5月28日頃(享年約85歳)
◇ 出身地サヴォワ(現フランス・オート=サヴォワ県)
◆ 祝日5月28日
◇ 守護分野登山家・スキーヤー・スノーボーダー・ハイカー・バックパッカー・山中の遭難者・アルプスの旅人・セントバーナード
◆ シンボル
鎖に繋がれた悪魔 山(アルプス) 修道服 セントバーナード
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Life / 生涯

ベルナール・ド・マントンは10世紀頃、サヴォワ地方の貴族の家庭に生まれました。家は彼に豊かな婚約者との結婚を望んでいましたが、ベルナールは信仰への召命を感じ、婚約前夜に窓から逃げ出して修道者となる道を選んだと伝えられています。アオスタ(現イタリア・アオスタ谷)の聖職者となったベルナールは、アルプスの山岳地帯に住む人々への宣教と、当時まだ異教の信仰が残っていた峠道の民への福音宣教に生涯を捧げました。

彼の最大の業績は、アルプスのグラン・サン・ベルナール峠(標高2469メートル)とプチ・サン・ベルナール峠に、旅人・巡礼者・商人を吹雪と遭難から守るための山岳救護院(ホスピス)を建設したことです。当時の峠道は冬季に命がけの危険地帯であり、盗賊も横行していました。ベルナールはこれらの救護院を設立し、修道士たちが年間を通じて旅人を救助・宿泊させる体制を整えました。

このホスピスが世界的に有名になったのは、そこで飼われていた大型犬の活躍によります。「サン・ベルナール(セント・バーナード)」と呼ばれるこの犬種は、雪中に埋まった遭難者を嗅覚で発見し救助する能力で知られ、聖人の名を冠した犬種として世界中に広まりました。ベルナールは1923年に登山家・スキーヤー・ハイカーなどアルプス旅行者の守護聖人に指定されています。

Episode / エピソード・伝承

グラン・サン・ベルナール峠のホスピスは、ベルナールが創設して以来千年以上にわたって途絶えることなく旅人を受け入れ続けており、現在も修道士が常駐して巡礼者や登山者を迎えています。1800年にはナポレオン・ボナパルトがイタリア遠征の際にこの峠を越えており、ジャック=ルイ・ダヴィッドの著名な絵画「アルプスを越えるナポレオン」でも知られる歴史的な峠です。

「セントバーナード」の首に桶がかかっているという有名なイメージは、実は19世紀の画家エドウィン・ランドシーアの絵画から広まった創作です。実際に救助犬が小樽を携えていたという記録はなく、現代では主にペットや救助犬として世界中で愛されています。それでも聖ベルナールとセントバーナードの結びつきは、困難な場所での人道的奉仕の象徴として今も語り継がれています。

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