聖ヨハネ・ボスコ - The Sacred Secret
聖人

聖ヨハネ・ボスコ

ドン・ボスコ/青少年の父・師
Saint Jean Bosco(仏)/ Saint John Bosco / Don Bosco(英)/ Ioannes Bosco(羅)
◆ 年代 1815年8月16日〜1888年1月31日(享年72歳)
◇ 出身地 ベッキ(現イタリア、ピエモンテ州)
◆ 祝日 1月31日
◇ 守護分野 青少年・見習い職人・手品師・出版者・編集者・学生・少年非行者
◆ シンボル
書物・ペン(出版) 子供たち 修道服 手品の道具
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Life / 生涯

1815年8月16日、ナポレオン戦争直後の貧しいイタリア・ピエモンテの農家に生まれました。2歳で父フランチェスコを亡くし、信仰深い母マルゲリータの手で育てられます。9歳のとき「荒れた子供たちを優しさで導く」という鮮烈な夢を見て、生涯の召命を確信しました。幼い頃から旅回りの芸人を見て覚えた手品・綱渡り・腹話術を披露しては子供たちを集め、説教と祈りで信仰を伝えていました。

1841年に叙階され、産業革命の波に揺れるトリノへ赴任。路上をさまよう少年たちの元へ分け入り、教育・住居・職業訓練を提供し始めます。母マルゲリータも「マンマ・マルゲリータ」として活動を支えました。1859年には「聖フランシスコ・サレジオ会(サレジオ修道会・SDB)」を創設、1872年には聖マリア・マザレッロと共に女子修道会「マリア扶助者会」も設立しました。1888年1月31日の朝、「天国で皆を待っているよ」と告げて静かに帰天しました。

Episode / エピソード・伝承

ボスコの教育哲学は「予防システム(Sistema Preventivo)」と呼ばれます。罰や恐怖で縛るのではなく、理性(Ragione)・宗教(Religione)・愛(Amorevolezza)の三つで若者を導くという方法で、当時の過酷な教育現場に一石を投じました。「怒りに任せた言葉より、優しい説得の方が難しいが価値がある」という言葉は、今日の教育思想にも影響を与え続けています。

ボスコは生涯で150回以上の神秘的な夢(予知夢)を見たと伝えられ、その中で最も有名な「二本の柱の夢」(1862年)は教皇と聖体を中心に教会の船が嵐を乗り越える幻視で、後世の神学者や信者に広く語り継がれています。彼の生涯の記録はパドレ・ジョヴァンニ・ボスコによる自伝的回想録「回想録(Memorie Biografiche)」に詳しく残されています。2002年、教皇ヨハネ・パウロ2世によって「手品師の守護聖人」に公式に定められました。

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