聖アポロニア - The Sacred Secret
聖女

聖アポロニア

アポロニア・アレクサンドリア/歯科の守護聖女
Sainte Apolline d'Alexandrie(仏)/ Saint Apollonia of Alexandria(英)/ Apollonia Alexandrina(羅)
◆ 年代 3世紀初頃〜249年2月9日(没年)
◇ 出身地 アレクサンドリア(現エジプト)
◆ 祝日 2月9日
◇ 守護分野 歯科医・歯科技工士・歯の病気・歯痛
◆ シンボル
やっとこ(歯を挟んだ) 金歯(ネックレス) 棕櫚の枝(殉教) 炎(火刑)
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Life / 生涯

3世紀初頃、エジプトのアレクサンドリアに生まれました。フィリップス・アラブス帝の治世末期(248〜249年頃)、ローマ建国千年祭の熱狂に乗じてアレクサンドリアで反キリスト教暴動が起きます。アポロニアはこの暴動の中で捕えられ、顎を打ち砕かれ全ての歯を引き抜かれるという残酷な拷問を受けます。

続いて暴徒たちは大きな焚き火を作り、「キリストを否み神々を崇めなければ火の中に投げ込む」と脅しました。アポロニアはしばし沈黙した後、突然暴徒の手を振り払って自ら炎の中に飛び込み殉教しました。聖アウグスティヌスはこの行為について「聖霊の特別な霊感によるものであり、自殺とは全く異なる」と弁護しています。この記録はアレクサンドリア司教ディオニュシオスがアンティオキア司教ファビウスに宛てた書簡に残されており、史料的信頼性の高い殉教記録の一つです。

Episode / エピソード・伝承

殉教中に歯を砕かれた逸話から、アポロニアは古くから歯痛や歯の病気に苦しむ人々の守護聖女として崇敬されてきました。中世ヨーロッパでは「アポロニアに祈れば歯痛が治る」という信仰が広く広まり、多くの教会に彼女の祭壇や像が置かれました。図像では金歯をネックレスに下げた姿、またはやっとこで歯を挟んだ姿で描かれることが多く、現在でも歯科医院に彼女の像や絵が飾られていることがあります。

英国歯科医師会の紋章の側面支柱にはアポロニアの像が用いられており、「アポロニア」の名は歯科関連の学術誌・学会にも多く冠されています。フランスの宮廷画家ジャン・フーケによる「聖アポロニアの殉教」(1452年頃)は彼女の苦難を描いた最も有名な絵画の一つとして知られています。

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