聖ヴィンセンチオ・フェレル - The Sacred Secret
聖人

聖ヴィンセンチオ・フェレル

ヴィンセント・フェレル/「終末の天使」
Saint Vincent Ferrier(仏)/ Saint Vincent Ferrer(英)/ Vincentius Ferrerius(羅)
◆ 年代1350年1月23日〜1419年4月5日(享年69歳)
◇ 出身地バレンシア(現スペイン)
◆ 祝日4月5日(帰天日)
◇ 守護分野建設業者・建築家・煉瓦職人・タイル職人・配管工・漁師・囚人・孤児
◆ シンボル
翼(天使の象徴) 指さす指(説教) 炎(聖霊の働き) ドミニコ会修道服
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Life / 生涯

1350年1月23日、スペイン・バレンシアの貴族の家に生まれました。幼少期から神への召命を感じ、18歳でドミニコ会に入会。バルセロナ・レリダ・トゥールーズで哲学・神学を研鑽し、バレンシアで神学を教えます。当時教会は大西洋教会分裂(1378〜1417年)の最中で、複数の教皇が対立していました。ヴィンセンチオはアヴィニョン対立教皇ベネディクト13世(ペドロ・デ・ルナ枢機卿)の告白師となりますが、やがてその頑固な態度に失望し1399年に宮廷を去り、説教師として旅に出ます。

以後20年間、フランス・スイス・イタリア北部・スペインを説教しながら旅を続けます。推定800以上の奇跡、ユダヤ教徒25,000人以上・イスラム教徒数千人の回心が記録されています。1412年にはアラゴン王国の継承者をフェルナンド1世に決める仲裁役を務め、また王を説得してベネディクト13世への支持を撤回させることで大分裂の終結に貢献しました。1419年4月5日、フランス・ブルターニュのヴァンヌで帰天。1455年教皇カリストゥス3世によって列聖されました。

Episode / エピソード・伝承

ヴィンセンチオは「終末の天使」と呼ばれました。彼の説教は最後の審判と悔い改めをテーマとし、聴衆を震撼させるほどの力があったとされます。ある説教では壁を建てていた石工が足場から落ち始めたとき、ヴィンセンチオが修道院長の許可を得てから奇跡を行い、石工を空中に静止させたまま安全に降ろしたという逸話が伝わっています。またブルターニュの漁師たちは今も嵐の際に彼の名を呼ぶ伝統があります。建設業者の守護聖人となったのは、彼が文字通り教会を「建設した」(信仰を構築し強化した)功績に由来しています。

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