アビラの聖テレサ - The Sacred Secret
聖女

アビラの聖テレサ

テレサ・デ・アビラ/イエスの聖テレサ/テレーズ・ダビラ
Santa Teresa de Avila(西)/ Saint Teresa of Avila(英)/ Sancta Teresia Avilensis(羅)
◆ 年代1515年3月28日〜1582年10月4日(享年67歳)
◇ 出身地スペイン・アビラ
◆ 祝日10月15日
◇ 守護分野スペイン・病人・頭痛・孤児・加護を必要とする人々・レース職人・信仰を嘲られた人々
◆ シンボル
心臓を貫く矢(愛の射矢) 天使 書物・羽根ペン 修道衣
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Life / 生涯

テレサ・デ・セペダ・イ・アウマダは1515年、スペイン・カスティリャ地方のアビラに生まれた。幼い頃から熱心な信仰を持ち、聖人伝を読んで殉教を夢見たという。20歳でカルメル会修道院に入ったが、入院後しばらくは霊的な停滞期が続き、自身の祈りの生活に不満を感じていた。しかし40歳を過ぎてから深い神秘体験が始まり、内的祈りの生活が一変した。

テレサは1562年にアビラで「素足のカルメル会」(跣足カルメル会)を創設し、修道会改革に着手した。その後約20年間、スペイン各地を精力的に巡って16の修道院を設立した。友人であり霊的指導者でもあった聖十字架のヨハネ(フアン・デ・ラ・クルス)と協力し、男性修道院の改革も進めた。1970年、教皇パウロ6世によってカタリナ・シエナとともにカトリック最初の女性教会博士に宣言された。

Episode / エピソード・伝承

テレサの神秘体験の中で最も有名なのが「霊的婚姻(transverberacion)」と呼ばれる体験で、天使が金の矢で彼女の心臓を貫いたとされる。この体験を元にベルニーニが制作した彫刻「聖テレサの法悦」(ローマ・サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア聖堂)は、西洋美術史上最も有名な彫刻作品のひとつとなっている。

また、テレサは神学者たちの書物を読むことのない平凡な女性だったが、それでも神が直接教えてくれるという確信を持って行動した。「神は鍋の中にも台所にもいる」という有名な言葉は、日常の労働の中にも神の御前であることを忘れないというテレサの霊性を端的に表している。著書『霊魂の城』『完徳の道』は今日も霊的古典として読まれている。

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