聖人

聖カミロ・デ・レリス

聖カミロ・レリス司祭
San Camillo de Lellis(伊)/ Saint Camillus de Lellis(英)/ Sanctus Camillus de Lellis(羅)
◆ 年代1550年5月25日〜1614年7月14日
◇ 出身地イタリア・アブルッツォ州ブッキアーニコ
◆ 祝日7月14日
◇ 守護分野病人、看護師、病院、医師
◆ シンボル
赤い十字(胸に縫い付けた印)看護の場面ロザリオ
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Life / 生涯

聖カミロ・デ・レリスは1550年、イタリアのアブルッツォ州ブッキアーニコに生まれました。父は軍人で、カミロ自身も若くしてヴェネツィア・スペイン連合軍の傭兵として戦場を渡り歩きました。ギャンブルに溺れ、財産をすべて失い、足の病(慢性の潰瘍)に苦しむ放浪生活の中で、ローマのカプチン会修道院の農場で働いていたとき、兄弟修道士の言葉をきっかけに深い回心を経験しました。

1574年に改宗後、カプチン会への入会を試みましたが、足の病のため2度断られ、ローマのサン・ジャコモ病院に看護者として入所しました。そこで病院の劣悪な看護環境を目の当たりにし、「病人の救済に捧げる宗教者の集まりを作りたい」という思いを強くしました。聖フィリッポ・ネリの指導のもとで神学を学び、1584年に「苦しむ魂に仕える会(後のカミロ修道会)」を設立し、1591年には修道会として教皇に認可されました。会士たちは胸に赤い十字を縫い付け、戦場や疫病流行地にも赴いて病人を看護しました。これは赤十字マークの原型の一つとも言われます。1614年に帰天し、1746年に列聖されました。

Episode / エピソード・伝承

聖カミロは戦場や疫病の流行地への赴任を恐れず、自ら最前線に立って病人を看護しました。メッシーナ(1591年)、クロトーネ(1591年)、ブダペスト(1600年)での疫病流行時にも会士を派遣し、みずから赴くこともありました。その活動は「善死の看護」として知られ、臨終の床の患者に寄り添う霊的な援助を特に重視しました。

彼の設立した修道会は後にカミロ修道会(看護教父会:Ordo Clericorum Regularium Ministrantium Infirmis)として発展し、現在も世界各地で病院、ホスピス、医療宣教の活動を続けています。教皇ヨハネ・パウロ2世は聖カミロを「病人と看護師の保護者」とし、その精神を現代医療倫理の模範と位置づけました。毎年7月14日に世界各地の病院や医療施設で彼の祝日が祝われます。

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