聖ベッガ - The Sacred Secret
聖女

聖ベッガ

ベッガ/ベガ
Sainte Begge(仏)/ Saint Begga(英)/ Sancta Begga(羅)
◆ 年代613年頃〜693年12月17日
◇ 出身地フランク王国・アウストラシア(現ベルギー・リエージュ近郊)
◆ 祝日9月6日・12月17日
◇ 守護分野ベギン会・未亡人・吃音者・ヘルニアの治癒・乳幼児の病気・アンデンヌ市・ベルギー
◆ シンボル
修道女の衣 教会の模型 王冠
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Life / 生涯

ベッガは7世紀、フランク王国アウストラシアの有力な家門に生まれた。父は宮宰(宮廷の実力者)アンセギゼル、母は聖アーノルフ(メッスの司教)の娘、聖ベッガの妹は中世フランスで崇敬された聖ゲルトルード(ニヴェル、祝日3/17)である。こうした敬虔な家庭に育ち、若いころにペパン・ド・ランデンの息子アンセギゼルと結婚し、後にカロリング朝の礎を築く宮宰カール・マルテルの祖母にあたる。

夫の死後、ベッガは修道的な生活を選ぶことを決意した。7つの礼拝堂を建て、その後ナミュール近郊のアンデンヌ(現ベルギー)に修道院を創立し、院長として信仰と奉仕の生涯を送った。693年12月17日、同修道院にて帰天した。ベッガの創立したアンデンヌ修道院はその後も長く続き、彼女の遺物は現地の教会に今も安置されている。

Episode / エピソード・伝承

ベッガは中世ベルギー・オランダで生まれた「ベギン運動」の精神的祖先とみなされることが多い。ベギン運動とは、13世紀以降に広まった女性信者たちによる半修道的共同体生活の形態で、正式な修道誓願を立てずに霊的生活と隣人奉仕を共にする女性コミュニティであった。ベッガの名前(Begga)がこの運動名の語源のひとつとされる説もある(諸説あり)。

聖人として認められたベッガは、未亡人や修道女たちの模範として長くベルギーとフランスで崇敬されてきた。夫を失ってなお信仰と奉仕に人生を捧げた彼女の姿は、世俗の中で霊的生活を追求した女性信者たちの支えとなった。

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