聖カテリ・テカウィザ - The Sacred Secret
聖女

聖カテリ・テカウィザ

モホーク族のユリ/北米最初のカトリック先住民聖人
Sainte Kateri Tekakwitha(仏)/ Saint Kateri Tekakwitha(英)/ Catharina Tekakwitha(羅)/ Kateri(モホーク語でカタリナ)
◆ 年代1656年〜1680年4月17日(享年23〜24歳)
◇ 出身地オセルノン(現ニューヨーク州オーリーズヴィル)
◆ 祝日4月17日(カナダ)/ 7月14日(アメリカ)
◇ 守護分野環境・エコロジー・先住民・亡命者・孤児
◆ シンボル
ユリ(モホーク族のユリ) 十字架(手製の森の十字) 亀の甲羅(イロコイ族の紋章) ビーズ刺繍
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Life / 生涯

1656年、現在のニューヨーク州モホーク渓谷に生まれました。父はモホーク族の首長、母はアルゴンキン族のキリスト教徒でした。4歳のとき天然痘が村を襲い、両親と幼い弟が死去。自身も生き残りましたが、顔に痘瘡の痕が残り、視力が著しく低下しました。叔父に引き取られて育ちますが、叔父はキリスト教宣教師を嫌っていました。11歳のとき3人のイエズス会宣教師が叔父の家に宿泊し、その言葉に深く心を動かされます。19歳でイエズス会宣教師から洗礼を受け「カテリ(カタリナ)」と命名されました。

改宗は村の人々の激しい反発を招き、迫害・嘲笑・嫌がらせが続きます。1677年、200マイルの旅をして現在のカナダ・モントリオール近くのセント・フランシス・ザビエル伝道所へ逃れます。そこで信仰の友と出会い、深い信仰生活を送りました。23歳で処女の誓いを立てましたが、これは未来が夫を持つことに懸かっていたモホーク族の女性には前例のない行動でした。1680年4月17日に帰天。死後まもなく、天然痘の痕が消えて美しい顔に戻ったと目撃者が証言しました。1980年に福者、2012年に教皇ベネディクト16世によって列聖。

Episode / エピソード・伝承

カテリは深い自然への愛と感謝を信仰と一体のものとして生きました。森の中に手製の十字架を立てて祈り、自然の中にCreator(創造主)の存在を感じるという先住民の霊性とキリスト教信仰を美しく統合しました。これが彼女を「環境・エコロジーの守護聖人」とする根拠となっています。列聖の根拠となった奇跡は、ワシントン州の少年ジェイク・フィンクボナーが肉食性バクテリアによる致命的な感染症から奇跡的に回復した事例です(2006年)。彼の家族がカテリへの執り成しを祈り続け、バチカンが医学的に説明不可能な回復と認定しました。カテリは北米先住民として初めて列聖された聖人であり、彼女の聖人化は先住民文化とカトリック信仰の関係を問い直す画期的な出来事として世界的に注目されました。

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