聖ラデグンド - The Sacred Secret
聖女・王妃

聖ラデグンド

ラデグンデ/ラデグンディス
Sainte Radegonde(仏)/ Saint Radegund(英)/ Sancta Radegundis(羅)
◆ 年代520年頃〜587年8月13日(享年約67歳)
◇ 出身地テューリンゲン(現ドイツ中部)
◆ 祝日8月13日
◇ 守護分野ポワティエ・フランス王国・捕虜・貧者・病者
◆ シンボル
王冠 修道服 真の十字架の断片 本・書物
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Life / 生涯

聖ラデグンドは520年頃、現在のドイツ中部にあたるテューリンゲン王国の王女として生まれました。6世紀のフランク王国との戦争でテューリンゲンが敗れ、ラデグンドはフランク王クロタール1世に捕虜として連行されました。そのまま王の宮廷で教育を受け、538年頃にクロタールの妻のひとりとして強制的に結婚させられます。

王妃の立場にありながらも、ラデグンドは宮廷の奢侈を嫌い、貧者への施しと祈りの生活に専念しました。夫王が彼女の兄を殺した後、545年頃に修道女の誓願を立てて王宮を去り、ポワティエに「聖十字架修道院」を創設しました。修道院では自ら患者の世話をし、学問と祈りの共同体を形成しました。コンスタンティノープルから真の十字架の断片を取り寄せたことで修道院は著名な巡礼地となりました。587年8月13日に帰天しました。

Episode / エピソード・伝承

ラデグンドは当時のフランク王国における知的・文化的中心のひとつとして修道院を育て、詩人ヴェナンティウス・フォルトゥナトゥスと深い友情で結ばれていました。フォルトゥナトゥスは彼女を称える詩を多数書き残しており、その中には現在も聖木曜日と聖十字架の祝日に歌われる讃美歌「Pange, lingua」の基となった作品も含まれます。

捕虜として王に嫁がされた境遇でありながら、信仰の力で自らの人生を切り開き、病者・囚人・貧者への奉仕に徹したラデグンドの生き方は、フランク時代の最も輝かしい聖人のひとりとして今日まで語り継がれています。ポワティエの聖十字架修道院は現在も存続しており、彼女の遺骸はポワティエの聖ラデグンド教会に安置されています。

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