聖人

聖ケヴィン

ケヴィン・オブ・グレンダーロッホ/コエムゲン/キャヴィン
Saint Kevin de Glendalough(仏)/ Saint Kevin of Glendalough(英)/ Sanctus Coemgenus(羅)
◆ 年代498年頃〜618年頃(享年約120歳・伝承)
◇ 出身地アイルランド・レンスター地方
◆ 祝日6月3日
◇ 守護分野ダブリン大司教区・グレンダーロッホ・鳥・動物・自然・孤独な祈り
◆ シンボル
手の上のクロウタドリ 修道服 湖(グレンダーロッホ)
画像準備中 - Image Coming Soon

 

Life / 生涯

聖ケヴィンはアイルランドの修道士・隠者で、ウィックロー山中の渓谷グレンダーロッホ(「二つの湖の谷」の意)に修道院を創設した聖人です。レンスター地方の貴族の家系に生まれ、幼い頃から修道生活への召命を感じ、グレンダーロッホの荒野で長年にわたる隠者生活を送りました。質素な洞窟の中で祈りと断食に明け暮れる彼のもとに弟子たちが集まり始め、やがて当時のアイルランド有数の修道院共同体へと発展しました。

ケヴィンは動物と深く結びついた聖人として知られています。鳥が彼の手や肩に止まり、野生の動物が恐れることなく近づいてきたという多くの伝承が残っています。またグレンダーロッホの湖にはケヴィンが祈りのため水中に入り、長時間静止していても魚たちが彼を傷つけなかったという逸話も伝わっています。伝承では120歳以上まで生きたとされますが、歴史的な没年は明確ではありません。

Episode / エピソード・伝承

ケヴィンにまつわる最も有名な伝承は「クロウタドリの卵」の話です。ある春、ケヴィンが腕を伸ばして祈っていると、一羽のクロウタドリが彼の手のひらに巣を作り、卵を産みました。ケヴィンはヒナが孵るまでその姿勢のまま動かずにいたといいます。この伝承はアイルランドの詩人シェイマス・ヒーニーの詩「聖ケヴィンとクロウタドリ」でも美しく描かれており、忍耐と自然との一体感の象徴として語り継がれています。

グレンダーロッホは現在もアイルランド屈指の巡礼地・観光地であり、12世紀頃に建てられたラウンドタワーと石造りの教会の廃墟が渓谷の中に静かに佇む姿は、ケルト・キリスト教の精神を今に伝えています。毎年6月3日には世界中から巡礼者が訪れます。

PICK UP ITEMピックアップ商品

もっと見る
  • メダイのサイズ保管方法

最近チェックした商品

最近チェックした商品はまだありません。