聖フランシス・ザビエル・カブリーニ - The Sacred Secret
聖女

聖フランシス・ザビエル・カブリーニ

フランチェスカ・ザヴェリア・カブリーニ/マザー・カブリーニ
Santa Francesca Saverio Cabrini(伊)/ Saint Frances Xavier Cabrini(英)/ Sancta Francisca Xaveria Cabrini(羅)
◆ 年代1850年7月15日〜1917年12月22日(享年67歳)
◇ 出身地イタリア・ロンバルディア州サンタンジェロ・ロディジャーノ
◆ 祝日11月13日
◇ 守護分野移民・難民・病院管理者・アメリカのカトリック移民
◆ シンボル
修道服 十字架
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Life / 生涯

フランチェスカ・カブリーニは北イタリアの農家に13人兄弟の末子として生まれました。幼い頃から中国への宣教師を夢見ていましたが、体が弱く修道会への入会を拒否されることが続きました。それでも教師として働きながら信仰を深め、1880年に自ら「キリストの宣教姉妹会(Missionary Sisters of the Sacred Heart)」を設立しました。

ローマで教皇レオ13世に謁見した際、「東洋ではなく西洋へ行きなさい」という言葉を受け、1889年にアメリカへ渡りました。ニューヨークに到着したカブリーニを待っていたのは、貧困と差別の中で苦しむイタリア移民たちでした。彼女はこの現実に動じることなく、孤児院・学校・病院の設立に次々と着手しました。

生涯に大西洋を24回渡り、北米・南米・ヨーロッパ各地に67の施設を設立するという驚異的な活動を続けました。1909年にアメリカ市民権を取得し、1917年シカゴで帰天。1946年に列聖され、アメリカで列聖された最初の聖人となりました。

Episode / エピソード・伝承

カブリーニは生涯を通じて泳ぎが大変苦手で、水を深く恐れていたと伝えられています。それにもかかわらず大西洋を幾度となく横断し続けたのは、「神が命じるなら、怖れは関係ない」という信念からでした。船が嵐に遭うたびに甲板で他の乗客を励ましていたという話も残っています。

ニューヨークでの活動初期、住む場所も施設の建物も確保できない困難の中で、カブリーニは「神が始めたことは必ず完成する」という確信を崩さず、関係者を驚かせるほどの交渉力と実行力で次々と難題を解決していきました。資金集めのために富裕層の邸宅を訪ね歩く姿は、小柄で病弱な体格とはおよそ不釣り合いな迫力を持っていたと周囲は証言しています。

生涯を通じて「不可能なことはない」を信条とし、体の弱さを言い訳にすることなく走り続けた彼女の姿は、今日も移民・難民支援に関わる人々の精神的支柱となっています。

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