聖人

テーベの隠者パウロ

最初の隠修士パウロ/テーベのパウロ
Saint Paul de Thebes(仏)/ Saint Paul of Thebes / Paul the First Hermit(英)/ Paulus Eremita(羅)
◆ 年代 227/228年頃〜341年頃(享年約113歳)
◇ 出身地 テーベ地方(現エジプト、上エジプト)
◆ 祝日 1月15日(旧典礼・東方)/ 1月10日(現行ローマ殉教録)
◇ 守護分野 隠修士・修道者・独居者・観想生活者
◆ シンボル
烏(カラス・パンを運ぶ) 棕櫚の木 2頭のライオン 洞窟 棕櫚の葉の衣
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Life / 生涯

227〜228年頃、エジプト上エジプトのテーベ地方に裕福なキリスト教徒の家に生まれました。15歳頃に両親を亡くし、250年頃にデキウス帝によるキリスト教迫害が始まると、遺産を狙う義兄に当局へ密告されそうになります。22歳のパウロは砂漠へと逃げ込み、棕櫚の木と泉のある洞窟を見つけてそこに住み着きました。当初は一時的な避難のつもりでしたが、そのまま約90年にわたって砂漠の隠遁生活を続け、113歳でこの世を去りました。

衣服は棕櫚の葉を編んで作り、食料は棕櫚の実と湧き水、そして43歳頃からは毎日カラスが半切れのパンを運んでくる奇跡的な摂理によって生かされたと伝えられています。聖ヒエロニムスが375〜376年頃に著した「最初の隠修士聖パウロの生涯(Vita Sancti Pauli Primi Eremitae)」は、キリスト教修道制の精神的古典として今日まで読み継がれています。

Episode / エピソード・伝承

341年頃、聖アントニオス(エジプト)は夢の中でパウロの存在を知らされ、砂漠の奥深くへ彼を訪ねます。二人は初めて会ったにもかかわらず互いの名を知っており、その日一晩を天上の事柄について語り合いました。食事の際、カラスが今日に限って通常の半切れではなく一切れのパンを運んできたと伝えられています。アントニオスが次に訪ねると、パウロはひざまずいたまま祈りの姿勢で息を引き取っていました。アントニオスは彼を聖アタナシオスから贈られたマントで包もうとすると、砂漠から2頭のライオンが現れて穴を掘り、埋葬を手伝ったという美しい伝説が残っています。

聖アントニオスが「修道制の父」と呼ばれるのに対し、パウロは「最初の隠修士(最初の隠者)」として、より根源的な砂漠の精神を体現する存在として崇敬されています。13世紀にハンガリーで創設された「聖パウロ最初の隠修士修道会(パウロ会)」は今日も活動を続けています。

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