聖女

聖パーペチュアと聖フェリチタ

カルタゴの殉教者/初期教会最古の殉教記録を残した聖女
Saintes Perpétue et Félicité(仏)/ Saints Perpetua and Felicity(英)/ Perpetua et Felicitas(羅)
◆ 年代 パーペチュア:182年頃〜203年3月7日(享年約22歳)
◇ 出身地 カルタゴ(現チュニジア)
◆ 祝日 3月7日
◇ 守護分野 母親・妊婦・未亡人・牧場経営者・精肉業者
◆ シンボル
棕櫚の枝(殉教) 剣(斬首) 乳飲み子(パーペチュア) 牛(競技場の動物)
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Life / 生涯

203年、ローマ皇帝セプティミウス・セウェルスのキリスト教徒迫害が北アフリカに及んだとき、カルタゴで5人の洗礼志願者が逮捕されます。その中心にいたのが22歳の貴族の娘ウィビア・パーペチュアと、その奴隷であるフェリチタでした。パーペチュアは乳飲み子を持つ母親で、フェリチタは逮捕時に妊娠8か月でした。パーペチュアの老いた父親は何度も娘のもとを訪れ「お前だけが私の生きがいだ、信仰を捨てれば助かる」と懇願しますが、パーペチュアは「私はキリスト者です。それ以外の何者でもありません」と答え続けました。

203年3月7日、セウェルス帝の誕生日を祝う見世物として5人は円形競技場に送られます。パーペチュアとフェリチタは怒り狂った雌牛に踏みにじられ、その後剣士によって剣で処刑されました。フェリチタは処刑の2日前に獄中で出産しており、生まれた娘はキリスト教徒の女性に引き取られました。二人は並んで苦しみ、並んで死にました。

Episode / エピソード・伝承

パーペチュアは獄中で日記をつけており、処刑直前に仲間に手渡しました。目撃者がその後を書き継いだこの記録「聖パーペチュアと聖フェリチタの受難記(Passio Sanctarum Perpetuae et Felicitatis)」は、初期キリスト教世界に残る最古の殉教記録の一つであり、古代世界における女性の自筆文書としてもきわめて稀少な史料です。この文書は初期教会で典礼中に朗読されるほど広く読まれ、聖アウグスティヌスも「あまりに人気になりすぎて聖書と同列に読まれている」と警告したほどでした。

日記の中でパーペチュアは複数の予言的な夢を記しています。特に有名なのは「天国への梯子を登る夢」で、梯子の両脇には剣・槍・刃物がびっしりと並び、竜が下に待ち構えていましたが、彼女は踏みにじってためらわず登り、天上の庭園に至ったと記しています。この夢はキリスト教美術の重要なテーマとなりました。パーペチュアとフェリチタは身分の差を超えた信仰の友情の象徴として、今日も世界中で崇敬されています。

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