聖女

聖フィーナ(セラフィナ)

フィーナ・デイ・チャルディ/サン・ジミニャーノのスミレの聖女
Sainte Fina de San Gimignano(仏)/ Saint Fina / Saint Seraphina(英)/ Seraphina Sancti Geminiani(羅)
◆ 年代 1238年〜1253年3月12日(享年15歳)
◇ 出身地 サン・ジミニャーノ(イタリア・トスカーナ州)
◆ 祝日 3月12日(帰天日)/ 8月第1日曜日(ペスト終息記念)
◇ 守護分野 身体障害者・難病患者・紡績業者・サン・ジミニャーノ
◆ シンボル
白いスミレ(フィーナのすみれ) 板(病床の木の板) 聖グレゴリウス大教皇(幻視) 十字架
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Life / 生涯

1238年、イタリア・トスカーナのサン・ジミニャーノに生まれました。かつては豊かだった家が没落し、貧しい暮らしの中でも美しく優しい子でした。自分の食事の半分を貧しい人に分け与え、日中は縫い物と糸紡ぎをして家計を助け、夜は祈りに費やすという敬虔な日々を送っていました。10歳頃、父が亡くなったころから原因不明の病に侵されます。全身が麻痺して少し動かすだけで激痛が走るほどになり、動けなくなったフィーナは「キリストの十字架の苦しみに参加する」と決意し、ベッドの代わりに木の板の上で生涯を過ごす選択をします。

母も突然亡くなり、世話をしてくれるのは一人の友人ベルディアだけとなりました。それでもフィーナは決して不平を言わず、見舞いに来る人々を励ましました。6年間の病床生活の後、1253年3月4日、彼女が篤く崇敬していた聖グレゴリウス大教皇が幻視に現れ「私の祝日(3月12日)にあなたを天国に招く」と予言します。予言通り、1253年3月12日に15歳で静かに帰天しました。正式な列聖はありませんが、1481年の教皇の回勅により公的な崇敬が許可され、現在もサン・ジミニャーノの守護聖人として祝われています。

Episode / エピソード・伝承

フィーナが亡くなった瞬間、誰も触れていないのにサン・ジミニャーノ中の鐘が一斉に鳴り響いたと伝えられています。遺体を板から移すと、長年体が密着していた板の上に白いスミレが咲き乱れ、甘い芳香が家中に漂いました。以来、毎年3月頃にサン・ジミニャーノの城壁に咲く白いスミレは「フィーナのすみれ」と呼ばれています。また長年麻痺していた介護人ベルディアの手が、フィーナの遺体に触れた瞬間に癒されたという奇跡も伝えられています。

サン・ジミニャーノの参事会教会(コッレジャータ)内のフィーナ礼拝堂には、ドメニコ・ギルランダイオによる二枚の壁画(1475年)があり、聖グレゴリウスの幻視と葬列の場面が描かれています。この礼拝堂はルネサンス初期絵画の傑作として芸術的にも高い評価を受けており、多くの巡礼者・観光客が訪れます。フィーナの短く苦しい生涯は「苦しみの中の喜び」という霊性の象徴として、今日も難病・障害を持つ人々に深く慕われています。

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