聖オディール(聖オディリア) - The Sacred Secret
聖女

聖オディール(聖オディリア)

オディール/オディリア/オディーリア
Sainte Odile(仏)/ Saint Odilia(英)/ Sancta Odilia(羅)
※ 「オディール」(フランス語)と「オディリア」(ラテン語・英語)は同一人物の表記の違いです。アルザス地方ではオディールの名で親しまれています。
◆ 年代660年頃〜720年頃
◇ 出身地フランク王国・アルザス(現フランス東部)
◆ 祝日12月13日(一般)/12月14日(アルザス)
◇ 守護分野目の病気・盲人・アルザス・眼科医・フランスの一部地域
◆ シンボル
目玉(書物の上の二つの目) 修道女の衣 霊的書物
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Life / 生涯

オディールは660年頃、アルザスを支配したフランク貴族の家に生まれた。盲目で生まれたため、父エティション公は彼女の存在を受け入れず、密かに育てるよう命じたという。修道院で養育されたオディールは、ある司教から洗礼を授けられた際に奇跡的に視力を回復したと伝えられる。この「洗礼の奇跡」が彼女が目の病気の守護聖女となった由来である。

成長したオディールは父との和解を果たし、アルザスのオーデンブルク(後のホーエンブルク)に修道院を創立した。さらにその麓に病者や巡礼者のための施設も備えたニーデルムンスター修道院を設け、院長として多くの修道女を指導した。オディールの泉(?)には癒しの力があるとされ、今も多くの巡礼者が訪れる。720年頃に帰天し、ホーエンブルク(現モン・サント=オディール)に葬られた。

Episode / エピソード・伝承

アルザスの守護聖女として、オディールの修道院があったモン・サント=オディール(Odilienberg / Mont Sainte-Odile)はアルザスで最も重要な巡礼地として今日まで受け継がれている。標高764メートルの丘の上に立つ修道院は、年間30万人以上の訪問者を受け入れる。彼女の聖遺物はそこに安置され、アルザスの人々の心のよりどころとなっている。

盲目から視力を回復したという誕生の伝説から、眼科医・目の病気・盲人の守護聖女として崇敬される。教会図像では書物の上に二つの目を乗せた姿で描かれることが多い。フランスでは12月13日に祝日が定められているが、アルザス地方では独自に12月14日が主要な祝日とされており、地域的な崇敬の厚さを示している。

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