聖トマス・アクィナス - The Sacred Secret
聖人

聖トマス・アクィナス

トマス・デ・アクィノ/天使的博士(Doctor Angelicus)/普遍的博士(Doctor Universalis)
Saint Thomas d'Aquin(仏)/ Saint Thomas Aquinas(英)/ Sanctus Thomas Aquinas(羅)
◆ 年代1225年頃〜1274年3月7日(享年約49歳)
◇ 出身地イタリア・ロッカセッカ(ナポリ王国)
◆ 祝日1月28日
◇ 守護分野学生・学者・大学・哲学者・神学者・書店・鉛筆職人
◆ シンボル
太陽(胸に輝く) 書物 聖体顕示台 白百合
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Life / 生涯

トマス・デ・アクィノは1225年頃、イタリア南部ロッカセッカの貴族の家に生まれました。5歳でベネディクト会モンテ・カッシーノ修道院に預けられ、後にナポリ大学で学びます。そこでドミニコ会の修道士たちに出会い、彼らの知的で清貧な生き方に心を惹かれたトマスは、家族の猛烈な反対を押し切ってドミニコ会への入会を決意しました。

家族はトマスの決意を翻させようと、一年以上もロッカセッカ城に軟禁しました。この間、誘惑に克つためのトマスの信仰の堅固さを示す伝説が多く残っています。最終的に自由の身となったトマスは、パリ大学でドミニコ会の偉大な神学者アルベルトゥス・マグヌスに師事します。体格が大きく物静かで、学友たちから「物言わぬ牛」と揶揄されたトマスに、師のアルベルトゥスは「彼の鳴き声はいつか全世界に聞こえるだろう」と言ったと伝えられます。

パリ大学とナポリ大学で神学を講じながら、トマスは膨大な著作を残しました。その代表作『神学大全(Summa Theologiae)』は、キリスト教神学とアリストテレス哲学を統合した画期的な書であり、中世スコラ哲学の頂点として今日に至るまでカトリック神学の根幹をなしています。信仰と理性は矛盾しないというトマスの哲学的立場は「トマス主義」と呼ばれ、現代においても重要な神学的・哲学的思想として継承されています。

1274年3月7日、第二リヨン公会議に向かう旅の途中、フォッサノーヴァ修道院にて49歳で亡くなりました。1323年に教皇ヨハネス22世により聖人に列せられ、1567年には教皇ピウス5世によって「教会博士」の称号が与えられました。

Episode / エピソード・伝承

晩年のある日、トマスはナポリのサン・ニコラ・アル・モーロ聖堂で祈りを捧げていると、聖体顕示台の前に輝く光の中にキリストが現れ、「トマスよ、お前はわたしについて立派に書いた。お前はわたしから何を望むか?」と問いかけたといいます。これに対しトマスは「あなた以外の何も望みません(Non nisi te, Domine)」と答えたと伝えられています。

晩年、トマスは深い神秘的体験の後、執筆の筆を突然折りました。「わたしが書いてきたものすべては、わたしが見たものに比べれば藁のように思われる」と語ったといいます。この言葉は、知的探究の頂点において、人間の言葉や概念が神の前にはいかに限られたものかを示す証言として、後世に語り継がれています。

トマスの遺体は後にトゥールーズのジャコバン聖堂に移され、現在も多くの巡礼者が訪れます。彼が作詞したとされる聖体賛歌「タントゥム・エルゴ(Tantum Ergo)」や「パンジェ・リングア(Pange Lingua)」は、今日のカトリック典礼でも歌われ続けています。学びを深めようとするすべての人の守護者として、世界中の学校や大学で崇敬を受けています。

「わたしは道であり、真理であり、命である。」 ? ヨハネ14:6(トマスが生涯追い求めた御言葉)

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