聖フィリッポ・ネリ - The Sacred Secret
聖人

聖フィリッポ・ネリ

フィリッポ・ロモロ・ネリ/ローマの使徒
Saint Philippe Néri(仏)/ Saint Philip Neri(英)/ Sanctus Philippus Nerius(羅)
◆ 年代1515年7月21日〜1595年5月26日(享年79歳)
◇ 出身地イタリア・フィレンツェ
◆ 祝日5月26日
◇ 守護分野ローマ・ユーモア・喜び・青少年・音楽家・オラトリオ
◆ シンボル
白百合 炎(聖霊体験) 本(聖書・神学書) 聴罪台
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Life / 生涯

フィリッポ・ネリは1515年7月21日、フィレンツェの公証人の家庭に生まれました。18歳でナポリ近郊の富裕な商人の叔父のもとへ赴きますが、まもなく世俗の成功への道を捨ててローマへ向かいます。ローマでは貧しい貴族の家庭で子どもたちの家庭教師をしながら独学で神学と哲学を学び、街の貧者や病者のために奉仕する生活を送りました。

1544年の聖霊降臨祭の夜、フィリッポは地下のカタコンベで祈っていると、炎の形をした光が口から胸に入るという神秘体験をしました。この体験以降、彼の心臓は激しく鼓動し、医師が後に解剖で確認したところ、肋骨が二本折れてできた空洞があったといいます。これが「心臓の奇跡」として知られるフィリッポの霊的体験です。

1564年に叙階されたフィリッポは、ローマのサン・ジョヴァンニ・デイ・フィオレンティーニ聖堂の司祭となりました。彼は神学的な説教だけでなく、音楽・詩・対話を用いた集いを開いて人々を引き寄せ、後に「オラトリオ(Oratorium)」と呼ばれるこの集会から「オラトリオ修道会(Congregatio Oratorii)」が生まれました。この修道会形式が音楽の「オラトリオ」という形式の名前の由来ともなっています。1622年に聖人に列せられました。

Episode / エピソード・伝承

フィリッポは「笑う聖人」「ユーモアの使徒」として知られており、真剣な信仰と陽気な笑いが共存する独特の人物でした。彼は修道士たちが霊的な傲慢さに陥らないよう、あえて滑稽な行動をとったり、訪問者の前でわざと馬鹿げた仕草をして笑わせたりしました。「笑いと喜びは信仰生活と相容れない」という考えを退け、「喜びは霊的生活の真の印だ」と教えたフィリッポの姿勢は、今日のカトリックにおける霊的明朗さの模範として語り継がれています。

フィリッポはまた卓越した読心術の持ち主とも伝えられており、告解に来た人々の秘密の罪を当てたという証言が多く残されています。彼の告解室には常に長蛇の列ができ、ローマ中の人々が彼の霊的指導を求めたといいます。「ローマの使徒」という称号は、異教徒の多かった当時のローマを宣教の場として選び、生涯そこで働き続けたことへの敬意を表しています。

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