聖ボナヴェントゥラ - The Sacred Secret
聖人

聖ボナヴェントゥラ

ボナヴェントゥラ/ボナベントゥーラ
San Bonaventura da Bagnoregio(伊)/ Saint Bonaventure(英)/ Sanctus Bonaventura(羅)
◆ 年代1221年頃〜1274年7月15日
◇ 出身地イタリア・バニョレージョ(ラツィオ州)
◆ 祝日7月15日
◇ 守護分野腸の疾患者(非公式・民衆的)
◆ シンボル
枢機卿の帽子書物十字架天使
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Life / 生涯

聖ボナヴェントゥラは1221年頃、イタリア中部のバニョレージョに生まれました。幼少期に重い病を患いましたが、母が聖フランシスコの取り次ぎを祈ったところ回復したといわれ、これが後にフランシスコ会への入会につながりました。パリ大学でアレクサンデル・ハレスとその後継者のもとで哲学と神学を学び、トマス・アクィナスとともに13世紀スコラ哲学の巨匠の一人となりました。1257年にフランシスコ会総長に選出され、分裂の危機にあった修道会の一致を取り戻すために尽力しました。

「神の子であり師である(Doctor Seraphicus)」の称号で知られるボナヴェントゥラは、理性と信仰の調和を追求しながら、神秘的な神との合一を知的探求の目的地として位置づけました。主著「精神の神への旅(Itinerarium mentis in Deum)」は神学と神秘主義の傑作として今も読み継がれています。1273年に枢機卿司教に任命され、翌1274年にリヨン公会議に出席中に帰天しました。1588年に教会博士に認定されています。

Episode / エピソード・伝承

ボナヴェントゥラは枢機卿帽が届いた際、自ら台所で皿を洗っており、使者に「その帽子を木に掛けておいてください。今手が汚れているので」と言ったという逸話が残っています。これは彼の深い謙虚さを示すエピソードとして広く語られています。

彼はトマス・アクィナスとほぼ同時代の人物で、哲学的方法論においては異なるアプローチを取りました。トマスが「信仰と理性の総合」を目指したのに対し、ボナヴェントゥラは「信仰から出発して神への愛的認識に至る」という道を選びました。二人の対照的なアプローチは中世神学の豊かさを示すものとして今も神学研究において重視されています。また聖フランシスコの公式伝記(「大伝記」および「小伝記」)を著し、フランシスコ会の精神史において不可欠の人物です。

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