聖テレジア・ベネディクタ(エーディト・シュタイン) - The Sacred Secret
聖女

聖テレジア・ベネディクタ(エーディト・シュタイン)

エーディト・シュタイン/十字架の聖テレジア・ベネディクタ
Edith Stein(独)/ Saint Teresa Benedicta of the Cross(英)/ Sancta Teresia Benedicta a Cruce(羅)
◆ 年代1891年10月12日〜1942年8月9日
◇ 出身地ドイツ・ブレスラウ(現ポーランド・ヴロツワフ)
◆ 祝日8月9日
◇ 守護分野ヨーロッパ(共同守護)、殉教者、改宗者、失われた子供たちの親
◆ シンボル
カルメル会の修道服十字架五芒星(アウシュヴィッツの象徴)
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Life / 生涯

エーディト・シュタインは1891年10月12日、ドイツのブレスラウ(現ポーランド・ヴロツワフ)に生まれた哲学者で、ユダヤ教徒の家庭に育ちました。ゲッティンゲン大学でエトムント・フッサールに師事し、現象学の最初期の重要な研究者となりました。1921年、アビラの聖テレジアの自伝を読んで一夜にしてキリスト教への回心を決意し、翌1922年にカトリックの洗礼を受けました。

その後ブレスラウのドミニコ会修道院附属の学校で教鞭を執りながら、哲学的な著作と講演活動を続けました。1933年、ナチス政権が政権を取ると、ユダヤ人であることを理由に職を失いました。同年、カルメル会に入会し「十字架のテレジア・ベネディクタ」という名を受けました。1938年のクリスタルナハト(水晶の夜)後、安全のためにオランダへ移りましたが、1942年8月にナチス当局に逮捕され、アウシュヴィッツ絶滅収容所に移送されてガス室で命を落としました。1998年に教皇ヨハネ・パウロ2世により列聖され、聖チリロ、聖メトディオス、聖ブリジット(スウェーデン)と並んでヨーロッパの共同守護聖人に宣言されました。

Episode / エピソード・伝承

エーディト・シュタインが列聖される際、ユダヤ系団体から「ユダヤ人の殉教者としての立場が薄れる」という懸念が示されました。しかし彼女自身は、ユダヤ人の血を引く者としてのアイデンティティを生涯手放さず、「ユダヤ人であることは私が誇りとするものだ」と語っています。教皇ヨハネ・パウロ2世は列聖説教で「彼女はユダヤ人の娘として、キリスト者として、カルメル会士として死んだ」と述べ、複合的なアイデンティティを認めました。

彼女の哲学的遺産は膨大で、現象学、感情移入(共感)の哲学、女性の尊厳に関する著作は現代思想にも影響を与えています。「十字架の神秘」や「有限的存在と永遠的存在」などの神学的著作も重要です。アウシュヴィッツで殉教した彼女の祝日8月9日は、長崎への原爆投下(1945年)の日でもあり、平和と殉教の祈りの日として世界各地で記念されています。

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