驚くべき聖クリスティーナ - The Sacred Secret
聖女

驚くべき聖クリスティーナ

クリスティーナ・ミラビリス
Christina the Astonishing(英)/ Christina Mirabilis(羅)
※ クリスティーナは正式な列聖手続きを経ていませんが、死後まもなく聖人として崇敬が始まり、ローマ殉教録(Martyrologium Romanum)に7月24日の記念日として記載されています。彼女のメダイも制作・頒布されており、カトリック教会の許容する崇敬の範囲内で広く信仰されています。
◆ 年代1150年頃 - 1224年7月24日
◇ 出身地ブルースタム(シント・トロイデン近郊・現ベルギー)
◆ 祝日7月24日(ローマ殉教録記念日)
◇ 守護分野精神的に苦しむ人々、精神保健従事者、精神科医・心理士・治療者、粉挽き職人
◆ シンボル
空中に浮かぶ姿 火・炎(傷つかずにいる) 水車
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Life / 生涯

クリスティーナは1150年頃、現在のベルギーにあたるリンブルク地方のブルースタム(シント・トロイデン近郊)で農民の末子として生まれ、幼くして両親を失いました。21歳のとき重篤な発作で死んだものと見なされ、葬儀ミサが行われていたまさにその場で、棺の中から起き上がって教会の梁近くまで浮揚したと伝えられています。

クリスティーナはその後の生涯を、煉獄の魂のための祈りと苦行に捧げることを使命として受け、極度の貧困の中で暮らしました。彼女は燃える炉の中に入ったり、凍った川に長時間浸かったり、水車の回転する羽根に体を委ねたりしながら、常に傷を負わなかったとされています。多くの人々が彼女を憑かれた者・狂人と見なしましたが、カントゥリプレのトマスが彼女の証言者と面会して記録した伝記(1232年頃)は信頼できる同時代資料として評価されています。

晩年は聖カタリナ修道院(シント・トロイデン)で修道女たちの指導を受けながら過ごし、1224年7月24日に帰天しました。「驚くべき」という称号は生前からついており、聖ルトガルティスも彼女に霊的助言を求めたと伝えられます。

Episode / エピソード・伝承

クリスティーナが棺から起き上がって浮揚した場面で、なぜ梁の上に飛び上がったのかを問われた彼女は「罪深い人々の臭いが耐えられなかった」と答えたと伝えられます。この逸話は彼女の神秘的な感覚の鋭敏さを示すものとして語り継がれています。

現代の精神科・心理療法の見地から彼女の行動を解釈しようとする試みもありますが、修道院長や当時の教会関係者が彼女の従順さと霊的深さを証言している点も見逃せません。精神的な苦しみを抱える人々の守護聖人として、今日も多くの人から祈りを求められています。

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