聖カニス - The Sacred Secret
聖人

聖カニス

カニス・オブ・アハボー/ケネス/カオインコムラック
Saint Canice of Aghaboe(英)/ Sanctus Canicus(羅)/ Coinneach(ゲール語)
◆ 年代515年頃 - 600年頃
◇ 出身地グレンゲヴリン(タイロン郡・アイルランド)
◆ 祝日10月11日
◇ 守護分野難破者・遭難者、キルケニー市、アーガイル地方(スコットランド)
◆ シンボル
書物(写本) 修道杖 鳥(読書中に世話をした) 鹿(聖書を角に乗せる) 一足の靴
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Life / 生涯

聖カニス(ゲール語でコインネアッハ、英語でケネスとも呼ばれる)はアイルランド北部タイロン郡に生まれました。幼少期にクロナードの聖フィニアン(もしくはダラムの聖フィニアン)のもとで修道的教育を受け、その後ウェールズの聖キャドックのもとでも修行したとされます。クレアドのレンドの聖コルンバ(アイオナのコルンバ)と深い友情で結ばれており、二人の関係を示す伝説が複数伝わっています。

アイルランドに帰国後、カニスはモイハーミー(レンスター地方)のアハボーに主要な修道院を創設し、この地が彼の本拠地となりました。またキルケニー(アイルランド語でCill Chainnigh、「カニスの教会」)にも修道院を設けており、この都市の名前はカニスに由来します。さらにスコットランドでの伝道にも精力を注ぎ、アイオナ島のコルンバの活動を支えながらスコットランド各地に教会を創設したとされます。

優れた写本家でもあったカニスは、聖書写本の制作に多大な時間を費やしたと伝えられています。

Episode / エピソード・伝承

コルンバとカニスの友情を示す逸話として、コルンバがアイオナ島で沈黙の規律を課しているときにカニスが修道院を訪れ、二人は手話だけで会話しながら食事をともにしたという話が残っています。また別の伝承では、カニスが嵐の海でコルンバの船が難破しそうになったとき、遠く離れたアイルランドで祈りを捧げて嵐を鎮めたとされています。

キルケニー大聖堂(聖カニス大聖堂)は中世アイルランドで最も重要な大聖堂の一つとして今日も残っており、カニスの名を冠したアイルランド最大の丸塔(ラウンド・タワー)が隣接しています。

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