イエス・キリスト

神の慈しみ(Divine Mercy)

ディバイン・マーシー/ディヴァイン・マーシー
Divine Mercy(英)/ Misericordia Divina(羅)/ Bozego Milosierdzia(波)
※「神の慈しみの主日」は復活の主日(イースター)の翌週の主日(第2主日)に祝われる移動祝日です。毎年日付が変わります。
◆ 年代1931年(ファウスティナへの出現開始)
◇ 出身地ヴィルノ(現ヴィリニュス・リトアニア)
◆ 祝日復活後第2主日(移動祝日)
◇ 守護分野すべての罪人、臨終者、神の憐れみを求める人々
◆ シンボル
赤白の光線を放つキリスト像 「イエスよ、あなたに信頼します」の文字 神の慈しみのロザリオ
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Life / 崇敬の起源

「神の慈しみ(Divine Mercy)」の崇敬は、ポーランドの修道女聖ファウスティナ・コワルスカ(1905-1938年)が受けたイエス・キリストの出現と啓示に起源を持ちます。1931年2月22日、ヴィルノ(現リトアニア・ヴィリニュス)の修道院でファウスティナがイエスのビジョンを受けたとき、イエスは白と赤の光線を胸から放つ姿で現れ、「このイメージを『イエスよ、あなたに信頼します(Jezu, ufam Tobie)』という言葉とともに世に広めるよう」命じたとされています。

赤い光線は救いをもたらす血を、白い光線は霊魂を清める水を象徴します。ファウスティナはその後も霊的指導者クラコフ大司教区のミハウ・ソポチコ神父の導きのもとで神の慈しみのメッセージを受け続け、「神の慈しみのロザリオ」「神の慈しみの時(午後3時)の祈り」「神の慈しみの九日間」などの祈りの形式を与えられたと記録しました。これらは彼女の「小さな魂の日記(Dzienniczek)」に詳しく記されています。

ファウスティナは1938年10月5日に帰天。1993年に福者、2000年4月30日(神の慈しみの主日)に教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖されました。同日、教皇はこの主日を全普遍教会の祝日として制定し、「神の慈しみの主日(Dominica Divinae Misericordiae)」が普遍ローマ典礼暦に加えられました。

Episode / エピソード・伝承

ファウスティナが書き残した「日記」はポーランド語から世界中の言語に翻訳されており、現代のカトリック霊性文学の中で最も広く読まれる作品のひとつです。教皇ヨハネ・パウロ2世自身、青年期からファウスティナの霊性に深く引かれており、「彼女は神の慈しみの使者として召され、この崇敬の真実を現代世界に届けた」と述べています。

神は愛です。愛にとどまる人は、神の中にとどまり、神もその人の中にとどまってくださいます。 - ヨハネの手紙一 4:16

「神の慈しみのロザリオ」は通常のロザリオの珠を用い、主の祈り・天使祝詞の珠をそれぞれ異なる祈りで唱える形式です。「永遠の御父よ、あなたの御子のいとも痛ましい御受難のゆえに、私たちの罪と全世界の罪に対して憐れみをお示しください」という祈りが繰り返されます。毎日午後3時(「慈しみの時」)の祈りも同様にファウスティナへの啓示に由来し、世界中のカトリック信者が実践しています。

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