聖母

サクレクールの聖母

ノートルダム・デュ・サクレクール
Notre-Dame du Sacre-Coeur(仏)/ Our Lady of the Sacred Heart(英)
◆ 年代称号の確立:19世紀 / 総会承認:1855年
◇ 出身地フランス・各地
◆ 祝日8月22日(聖母の元后)/ 各地で異なる
◇ 守護分野聖心への信心・家族の絆・司祭と宣教師の守護
◆ シンボル
聖心(炎に包まれた心臓) 茨の冠 聖母と幼子イエス
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Life / 生涯

「サクレクールの聖母(Notre-Dame du Sacre-Coeur)」は、御子イエスの聖心とともに崇敬される聖母マリアへの信心の称号です。この称号はとりわけイエスとマリアの両聖心の信心(「イエスとマリアの二つの聖心」)との結びつきが強く、19世紀のフランスで広まりました。

信心の組織的な発展においては、1830年代にクレルジー神父(Pere d'Alzon)らによって設立された「聖母の被昇天修道会(アッスンプション会)」や「聖心の宣教会」などが重要な役割を果たしました。また、フランスの多くの地域でこの称号のもとに礼拝堂や巡礼地が形成されています。アンティークメダイにこの称号が刻まれたものは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて盛んに制作されました。

Episode / エピソード・伝承

「サクレクール(聖心)」の信心は、マルグリット=マリー・アラコック(聖マルゲリータ・マリア・アラコック)がイエスの聖心を体験した17世紀フランスのパレ=モニアル(Paray-le-Monial)に端を発しています。聖母もこの聖心の信心の中核的存在として位置づけられ、聖心と連れ立った「二つの心」の図像が19世紀には非常に人気を博しました。

「マ・リリエ(Mas-Rillier)」と呼ばれるリヨン近郊のサクレクール聖地は、このカテゴリーの中で特に有名な巡礼地のひとつです。アンティークメダイの多くに「Mas-Rillier」の銘が入っているのはこの聖地に由来します。聖母の聖心と御子イエスの聖心に対する信心は、今日もカトリック信仰の中に深く根ざしています。

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