聖マルセラ - The Sacred Secret
聖人

聖マルセラ

マルケッラ・ディ・ローマ
Saint Marcella of Rome(英)/ Sainte Marcelle(仏)/ Sancta Marcella(羅)
◆ 年代325年頃 - 410年
◇ 出身地ローマ(イタリア)
◆ 祝日1月31日
◇ 守護分野寡婦
◆ シンボル
聖書 質素な衣 アヴェンティーノの館
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Life / 生涯

聖マルセラは325年頃にローマの貴族の家庭に生まれました。結婚後わずか7か月で夫を亡くしたにもかかわらず、再婚を固辞し、以後を祈りと聖書研究・貧者への奉仕に捧げることを決意しました。彼女のアヴェンティーノの丘の邸宅は、やがてローマの敬虔な婦人たちが集う精神的・知的な交流の場となり、聖ヒエロニムス(ヒエロニュムス)がローマ滞在中(382〜384年)の指導者として招かれました。

マルセラは聖書の原語(ヘブライ語・ギリシャ語)の研究に熱心に取り組み、聖ヒエロニムスの翻訳作業にも助言を与えたと伝えられています。聖ヒエロニムスは後に彼女を「ローマの婦人たちの誉れ」と呼んで称えました。410年、西ゴート族のローマ略奪の際に邸宅を荒らされ暴行を受け、その傷が元で同年末に亡くなりました。

Episode / エピソード・伝承

マルセラが再婚を求める有力な執政官の申し出を断った際、「もし再婚を望むなら夫を探します。しかし財産(相続)を求めるなら、より良い相続人を選びましょう」と答えたというエピソードが伝えられています。この毅然とした態度は彼女の信仰と価値観を端的に表しています。

聖マルセラは正式な修道院には入らず、世俗の中に留まりながら修道的な生活を実践した先駆者として評価されており、その生き方は「世俗の中の修道生活」の模範とされています。また彼女は聖書釈義における異端的解釈(オリゲネス主義)に対しても公に反論するなど、神学的にも積極的な役割を果たした女性でした。

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