三位一体の聖母 - The Sacred Secret
聖母

三位一体の聖母

Notre-Dame de la Sainte Trinite(仏)/ Our Lady of the Most Holy Trinity(英)/ Nostra Domina Sanctissimae Trinitatis(羅)
◆ 年代信仰の起源は中世以降
◇ 出身地フランス・ヨーロッパ各地
◆ 祝日三位一体の主日(復活祭後第8主日)
◇ 守護分野三位一体への信仰・キリスト教信仰の深化・霊的成長
◆ シンボル
三角形(三位一体の象徴) 鳩(聖霊)
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Life / 生涯

「三位一体の聖母(Notre-Dame de la Sainte Trinite)」は、聖母マリアを三位一体の神秘 - 父なる神・御子キリスト・聖霊 - と特別な関係において崇敬するマリア信心の称号です。マリアは御子キリストを産んだ母として御子との絆に結ばれ、洗礼において聖霊を受けた者として聖霊との深い関わりを持ち、神の御意志に完全に従った者として父なる神の最も忠実なしもべとされます。

この称号はとりわけ三位一体修道会(トリニタリアン修道会)との関わりで知られています。1198年にフランスで設立された同修道会は、イスラム圏に囚われたキリスト者の身代金を払って解放することを使命とし、聖母を「三位一体の聖母(Our Lady of Good Remedy)」として崇敬してきました。三位一体の神秘を核に据えたこの信心は、カトリック神学において聖母を「三位一体の被造物の中で最も高い位に置かれた者」として理解する伝統と深く結びついています。

Episode / エピソード・伝承

三位一体に捧げられたマリア像やメダイには、しばしば神の摂理の目(プロビデンスの目)を象徴する三角形や、三つに枝分かれした光輪、鳩の象徴などが描かれます。こうした図像は「マリアを通じてキリストへ」というカトリックのマリア信心の本質を視覚化するものです。

フランスを中心に、「三位一体の聖母」に捧げられた礼拝堂や祭壇が各地に残っています。アンティークのメダイにもこの称号が描かれたものが多く、信徒が三位一体の神秘を日々の信仰生活の中で黙想するための霊的な助けとして用いられてきました。三位一体の主日(復活後第8主日)は、この信心にとって特別な意味を持つ日とされています。

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