聖母

ロカマドゥールの聖母

黒い聖母/ノートルダム・ド・ロカマドゥール
Notre-Dame de Rocamadour(仏)/ Our Lady of Rocamadour(英)/ La Vierge Noire(仏・黒い聖母)
◆ 年代信仰の起源:9〜10世紀頃 / 聖堂創建:1166年
◇ 出身地ロカマドゥール(フランス・ロット県)
◆ 祝日-
◇ 守護分野航海者・囚人の解放・病者・巡礼者(サンティアゴ巡礼路)
◆ シンボル
黒い聖母像(クルミ材) 岩壁の聖堂 奇跡の鐘 ローランの剣
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Life / 生涯

「ロカマドゥールの聖母(Notre-Dame de Rocamadour)」は、フランス南西部ロット県の断崖に建つ聖地に鎮座する黒い聖母像への信心の称号です。中世には「キリスト教世界の四大聖地」(エルサレム・ローマ・コンポステーラと並んで)のひとつに数えられた、ヨーロッパ有数の巡礼地です。現在もフランスで第2位の観光地とされています。

聖地の起源は修道士アマドゥール(聖アマドゥール)という人物に遡るとされており、彼が断崖の洞窟に聖母に捧げる礼拝堂を建てたと伝えられています。1166年、彼の遺体が奇跡的に腐敗せずに発見されたことで聖地の名声が一気に広がりました。聖堂に安置される黒い聖母像はクルミ材製で、高さ約66センチ。1000年以上にわたって崇敬を集めてきました。

Episode / エピソード・伝承

聖堂の天井にはローランの剣(デュランダル)が飾られていると伝えられています。シャルルマーニュ大帝の甥ローランが、剣をスペインへの道中でこの地へ投げ込んだという伝説によるものです。また聖堂の鐘は海上での奇跡が起きるたびに自然に鳴り出すという伝承があり、船乗りたちの信仰を集めてきました。

1172年に書かれた「奇跡の書」には、ロカマドゥールの聖母が病気を癒やし、囚人を解放し、航海者を嵐から救ったという記録が残っています。聖ベルナルドゥス・クレルヴォーをはじめとする多くの聖人・王侯がここを訪れ、フランスのルイ9世(聖王)もサンティアゴ巡礼の途中にロカマドゥールに立ち寄りました。

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