レルミタージュの聖母 - The Sacred Secret
聖母

レルミタージュの聖母

ノートルダム・ド・レルミタージュ
Notre-Dame de l'Hermitage(仏)/ Our Lady of the Hermitage(英)
※ 「レルミタージュ(l'Hermitage)」とはフランス語で「隠れ家・隠修所」を意味します。フランス各地にこの名をもつマリア聖地が複数存在しますが、最もよく知られるのはロワール県ノワレタブル(Noirétable)の聖堂です。
◆ 年代起源:450年頃 / 12世紀に聖母出現の伝承
◇ 出身地ノワレタブル(フランス・ロワール県)
◆ 祝日-
◇ 守護分野回心・巡礼者・修道者・静観的祈り
◆ シンボル
泉・湧き水 山上の礼拝堂 隠修者の庵
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Life / 生涯

「レルミタージュの聖母(Notre-Dame de l'Hermitage)」は、フランス・ロワール県の山間の村ノワレタブルの高台(標高約1,100メートル)に鎮座するマリア聖地の称号です。この場所の信仰の歴史は5世紀頃にまでさかのぼり、泉が湧き出る小さな礼拝堂が建てられたことを起源としています。

12世紀には、聖母がある罪人の前に現れ、「ノワレタブルの修道院長に告解し、ここに戻って償いを行いなさい」と語りかけたという伝承が残っています。この出来事が巡礼の起源となり、聖堂は中世以降フランス各地から多くの巡礼者を集めました。1669年には聖堂の前に修道院が建てられ、18世紀頃には「王室の宣教師」の修練院として機能しました。

Episode / エピソード・伝承

フランス革命の混乱でいったん衰退したこの聖地は、1889年にラ・サレットの宣教修道会に委ねられ、巡礼地として再興しました。マリスト兄弟会の創立者として知られる聖マルセラン・シャンパニャも「レルミタージュ」と呼ばれる修道家を拠点としており、このマリア聖地の名は彼の精神にも反映されています。

「隠れ家の聖母」というこの称号は、喧騒を離れた静かな祈りの場でマリアに出会うという霊的な意味も含んでいます。山の清涼な空気の中で聖母に祈りを捧げるこの巡礼地は、今日も多くの信徒が訪れる場所となっています。

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