道の聖母 - The Sacred Secret
聖母

道の聖母

マドンナ・デッラ・ストラーダ
Madonna della Strada(伊)/ Our Lady of the Way(英)/ Nostra Domina Viae(羅)
◆ 年代15世紀の聖像 / イエズス会との関わりは1540年代以降
◇ 出身地ローマ(イタリア)
◆ 祝日-(イエズス会では9月8日に記念)
◇ 守護分野旅人・巡礼者・宣教師・イエズス会員・道を歩む者
◆ シンボル
道・旅路 幼子イエスを抱く聖母 IHS(イエズス会の紋章)
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Life / 生涯

「道の聖母(Madonna della Strada)」は、イエズス会と深いゆかりを持つ聖母マリアへの称号です。その信仰の中心となるのは、ローマのジェズ教会内に安置される15世紀の聖母子像で、イエズス会の創立者イグナチオ・デ・ロヨラが特別な崇敬を寄せたことで知られています。

1540年代、イグナチオはローマのサンタ・マリア・デッラ・ストラーダ礼拝堂(現在のジェズ教会の場所に建っていた)に通い、この聖母像の前で深く祈りを捧げました。イエズス会の宣教師たちが世界各地に派遣される際にも、この「道の聖母」への信心が旅路の守護として受け継がれました。フランシスコ・ザビエルをはじめとする多くの宣教師が、道の聖母の加護を祈りながら海を渡り、新大陸やアジアへと向かいました。

Episode / エピソード・伝承

「道(Via)」という称号は、ヨハネ福音書においてイエス自らが「わたしは道であり、真理であり、命である」(ヨハネ14:6)と語った言葉を背景にしています。マリアはその「道」であるキリストを世界に示した者として、信仰の旅路を歩む者の母と崇められてきました。

日本にも道の聖母への信心は伝えられており、イエズス会の宣教師たちによる日本布教の歴史と重なります。イグナチオの聖像やイエズス会ゆかりの教会では、今日も「道の聖母」の図像がメダイや版画に多く用いられています。旅の安全や宣教活動の守護を祈る際に、この称号のもとに聖母への執り成しが求められます。

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