シンボル
聖霊

聖霊

聖霊(白い鳩の姿で描かれるシンボル)
Spiritus Sanctus(羅)・Holy Spirit(英)
◆ 別称 聖霊、精霊とは別の言葉
◇ 起源時代 新約聖書の記述に由来、初期教会美術に確認
◆ 関連聖句 マタイ3:16、使徒言行録2:1-4 ほか
◇ 関連する信心 堅信(堅信の秘跡)、聖霊の七つの賜物
◆ 図像的特徴
白い鳩 炎の舌 光の三角形(三位一体) 七条の光線(七つの賜物)
※聖霊は三位一体の第三の位格で、白い鳩の姿でしばしば描かれます。イエスが洗礼を受けた際に鳩のように降ったという聖書の記述(マタイ3章)と、五旬祭(ペンテコステ)に炎の舌となって使徒たちに降ったという記述(使徒言行録2章)、この二つの場面が図像の由来です。
画像準備中 - Image Coming Soon

Origin / 由来・語源

聖霊が鳩の姿で描かれるようになった直接の由来は、イエスの洗礼の場面です。マタイによる福音書3章、マルコ1章、ルカ3章、ヨハネ1章のいずれにも、イエスがヨルダン川で洗礼を受けたとき、天が開け、神の霊が鳩のように下ってイエスの上にとどまったと記されています。この一場面が、以後のキリスト教美術における聖霊の最も基本的な図像となりました。創世記1章で「神の霊が水の上を動いていた」と語られる場面も、後世の教会によってこの鳩の図像と重ね合わせて読まれることがあります。

もう一つの重要な由来が、炎の舌の図像です。使徒言行録2章によれば、イエスの復活から50日目、五旬祭(ペンテコステ)の日に、集まっていた弟子たちの上に炎のような舌が分かれて現れ、一人一人の上にとどまり、彼らは聖霊に満たされたとされています。この出来事は教会の誕生の日とされ、鳩と並ぶもう一つの聖霊の図像として、炎(あるいは光の舌)が用いられるようになりました。

Meaning / 聖書的・神学的な意味

聖霊は父と子と共に一体である神の第三の位格でありながら、父や子のように人の姿では描かれません。これは聖霊が聖書の中で、風、息吹、水、油、炎、鳩といった、目に見えないはたらきを示す多様な比喩で語られてきたことと関係しています。鳩の姿は、洗礼における神の霊の穏やかな臨在を、炎の舌はペンテコステにおける燃えるような力強い臨在を、それぞれ表しています。

聖霊の重要な教えのひとつに「七つの賜物」があります。イザヤ書11章の言葉をもとに、知恵、聡明、賢慮、剛毅、知識、孝愛、主への畏れの七つとして体系化されたこの賜物は、洗礼で始まった恵みを完成させる「堅信の秘跡」において、特別な形で信者に与えられ強められると教えられています。堅信が古くから「聖霊の秘跡」とも呼ばれてきたのは、このためです。

History / 歴史的背景

鳩の図像は初期キリスト教美術の中でも早くから確認されており、2〜4世紀の洗礼を主題にしたカタコンベの壁画や石棺の彫刻に見ることができます。当時から洗礼は入信の中心的な儀式であり、その場面に描かれる鳩は、聖霊が信者一人一人に降るという信仰を視覚的に伝えるものでした。後の教会美術では、光の三角形や重なり合う三つの円環など、三位一体そのものを表す図案が発達しましたが、その中でも聖霊だけは一貫して鳩(あるいは炎)の姿を保ち続けています。

洗礼と堅信は、初代教会では一つの儀式として行われていましたが、司教の巡回が難しくなるにつれて西方教会では次第に別々の機会に行われるようになり、中世までに独立した秘跡として定着しました。堅信を受ける信者に鳩や炎をかたどったメダイが贈られる習わしは、この歴史の延長線上にあります。今日、聖霊のメダイが聖家族や聖心など他のモチーフとしばしば組み合わされているのも、家庭の信仰と成長の節目を祝う贈り物としての性格を反映しています。

PICK UP ITEMピックアップ商品

もっと見る
  • メダイのサイズ保管方法

最近チェックした商品

最近チェックした商品はまだありません。