アッシジの聖フランシスコ - The Sacred Secret
聖人

アッシジの聖フランシスコ

フランシスコ・デ・アッシジ/フランチェスコ/フランシスコ
San Francesco d'Assisi(伊)/ Saint Francis of Assisi(英)/ Sanctus Franciscus Assisiensis(羅)
◆ 年代1181年頃〜1226年10月3日(享年44歳頃)
◇ 出身地イタリア・アッシジ
◆ 祝日10月4日
◇ 守護分野動物・自然環境・エコロジスト・イタリア・商人・貧しい人々
◆ シンボル
聖痕(スティグマタ) 茶色の修道衣 タウ十字 鳥・狼 頭蓋骨
画像準備中 - Image Coming Soon

Life / 生涯

ジョヴァンニ・ディ・ピエトロ・ディ・ベルナルドーネは1181年頃、ウンブリア地方の裕福な布商人の家に生まれた。若い頃は享楽的な生活を送り、騎士を夢見て戦争にも参加したが、捕虜生活や重病を経て深く信仰に目覚めた。ある日、サン・ダミアノ教会の十字架から「私の家を修復せよ」という言葉を聞いたとされ、父の布を売って教会修繕に充てたことが父との訣別と信仰の旅の始まりとなった。

フランシスコは一切の財産を捨て、貧しさをキリストの花嫁として徹底的に追い求めた。その生き方に共鳴する仲間が集まり、1209年に教皇インノケンティウス3世の口頭承認を得てフランシスコ会(小さき兄弟会)が誕生する。清貧・従順・貞潔を誓った共同体はたちまち各地に広がり、フランシスコ自身もイスラム圏への宣教を試みた。1224年、ラ・ヴェルナ山での祈りの中でキリストの五傷(聖痕)が体に刻まれたとされる。これはカトリック史上初めて記録された聖痕とされる。1226年、アッシジで逝去。翌1228年に列聖された。

Episode / エピソード・伝承

フランシスコにまつわる逸話のなかでもとりわけ有名なのが、グッビオの狼の話である。町の近郊に住民を恐れさせる凶暴な狼がいたが、フランシスコは単身で狼に近づき、「兄弟よ、もう悪いことをするな」と語りかけたとされる。狼はおとなしくなり、その後は町の人々にかわいがられながら生涯を終えたという。この話は自然界に対するフランシスコの深い共感と、すべての被造物を「兄弟・姉妹」と呼んだ霊性を象徴する。

また、フランシスコは鳥に向かって説教したとも伝えられる。鳥たちは飛び去らずにじっと耳を傾けたとされ、この伝承は動物を愛した彼の姿を後世に伝えてきた。毎年10月4日の祝日前後に行われる「動物の祝福」の儀式は世界中の教会で受け継がれており、ペットや家畜を連れて教会を訪れる習慣は今も続いている。

「太陽の賛歌(Cantico delle Creature)」はフランシスコが晩年に著したイタリア語の賛歌で、太陽・月・風・水・火・大地をすべて兄弟姉妹として神に感謝する内容であり、イタリア文学の最古の作品のひとつとしても知られている。

PICK UP ITEMピックアップ商品

もっと見る
  • メダイのサイズ保管方法

最近チェックした商品

最近チェックした商品はまだありません。