聖アナスタシア - The Sacred Secret
聖女

聖アナスタシア

アナスタシア/アナスタジア
Sancta Anastasia(羅)/ Saint Anastasia(英)/ Sainte Anastasie(仏)
◆ 年代生年不詳〜304年頃(殉教)
◇ 出身地ローマ(諸説あり)
◆ 祝日12月25日(クリスマスの第2ミサで記念)
◇ 守護分野殉教者・未亡人・織物職人・機織り師・毒から守られること
◆ シンボル
棕梠の枝 ランプ 剣または炎
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Life / 生涯

アナスタシアはローマの貴族の家に生まれ、母クリーサからキリスト教の信仰を育まれた。異教徒の夫プブリウス・デキムスと結婚させられたが、夫の迫害にも信仰を守り続けた。獄中のキリスト教徒たちを密かに助け歩いたとされる。夫の死後は財産を処分して貧者と囚人の救済に捧げた。ディオクレティアヌス帝の迫害の中、最終的にシルミウム(現セルビア・スレムスカ・ミトロヴィツァ)で捕らえられ、炎の中で殉教したと伝えられる。

アナスタシアの崇敬は早い段階からローマ教会に根付いており、5世紀にはローマのアヴェンティーノの丘に彼女の名を冠した聖堂が建てられた。クリスマスと特別に結びついているのは、この聖堂(サンタナスタシア聖堂)が古来からクリスマスの夜明けのミサの場所として使われてきたためであり、ローマのクリスマス典礼の中にアナスタシアの記念が自然に組み込まれた。今日のカトリック典礼では12月25日のクリスマス夜明けのミサで彼女が記念される。

Episode / エピソード・伝承

アナスタシアの名はギリシャ語で「復活」を意味する。そのためクリスマスという主の誕生の祭りと深く結びつくことは、象徴的にも適った関係と受け止められてきた。また彼女の師であり霊的指導者と伝えられる聖クリュソゴノスとのやりとりを記した書簡(後世の創作とされる)は中世に広く知られ、信仰の手本として読まれた。

東方教会でも「偉大なる殉教者アナスタシア」として篤く崇敬されており、コンスタンティノープル(現イスタンブール)には彼女の名を冠した重要な聖堂がある。西方と東方の両教会に記念される数少ない聖人の一人でもある。

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