聖ライムンド・ノンナート - The Sacred Secret
聖人・枢機卿

聖ライムンド・ノンナート

ラモン・ノナート/レイモンド・ノンナトゥス
Saint Raymond Nonnat(仏)/ Saint Raymond Nonnatus(英)/ Sanctus Raimundus Nonnatus(羅)
◆ 年代1204年頃〜1240年8月31日(享年約36歳)
◇ 出身地スペイン・ポルテリャ(カタルーニャ)
◆ 祝日8月31日
◇ 守護分野助産師・産科医・産婦(分娩中の女性)・妊婦・新生児・子ども・熱病・冤罪の人・守秘義務・告白の秘密を守る司祭・カルデデウ
◆ シンボル
錠前(口に) 枢機卿の帽子・赤い衣 聖体顕示台 鎖・枷
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Life / 生涯

聖ライムンド・ノンナートは1204年頃、スペイン・カタルーニャのポルテリャに生まれました。「ノンナート(Nonnatus)」という名はラテン語で「生まれていない」を意味し、母が出産中に亡くなった後、帝王切開によって取り出されて生まれたことに由来します。この誕生の経緯から、助産師・産婦・新生児の守護聖人とされています。

成人後にメルセダリオ会(賠償の聖母修道会)に入会しました。この修道会は北アフリカのイスラム教徒に捕らえられたキリスト教徒捕虜の身代金を集めて解放する活動を行っていました。ライムンドはアルジェリアに渡り、多くの捕虜を解放しましたが、自らの身代金が払えなくなり自分自身を人質として差し出しました。イスラム当局から改宗を拒んだために唇に錠前をかけられる拷問を受けたとも伝わります。1239年に身代金が支払われて帰国後、教皇グレゴリウス9世から枢機卿に任じられましたが、ローマへの途上の1240年8月31日に帰天しました。1657年に列聖されました。

Episode / エピソード・伝承

ライムンドの最も印象的なシンボルである「口の錠前」は、捕虜として抑留中にキリスト教の信仰を公言し改宗を勧めたことへの罰として、唇に穴を開けて錠前をかけられたという伝承に由来します。こうして物理的に沈黙を強いられながらも信仰を保ったことから、守秘義務の守護聖人ともされています。

また助産師・産婦の守護聖人として、スペインや中南米のカトリック圏では出産の際に彼への取り次ぎを求める祈りが現在も続いています。帝王切開で生まれた彼自身の誕生の物語が、まさに困難な出産の守護者としての意味を持っているからです。スペインのカルデデウには彼への巡礼地があり、今も多くの信者が訪れています。

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