大天使ラファエル - The Sacred Secret
大天使

大天使ラファエル

ラファエル/ラッファエーレ
Raphael(ヘブライ語)/ Saint Raphael the Archangel(英)/ Saint Raphael(仏)/ Sanctus Raphael(羅)
◆ 分類大天使(癒しの天使)
◇ 名前の意味「神は癒す」(ヘブライ語)
◆ 祝日9月29日(大天使の祝日)
◇ 守護分野医師・薬剤師・看護師・病者・精神疾患・目の病気・失明・悪夢・旅人・巡礼者・子供・若者・恋人・縁結び・幸福な出会い
◆ シンボル
魚(トビアの物語) 薬箱・壺 旅人の杖 緑の翼
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聖書における役割 / Role in Scripture

ラファエルはトビト記(旧約聖書外典・第二正典)に登場する大天使で、名前はヘブライ語で「神は癒す(Rapha-El)」を意味します。トビト記の物語では、盲目の老人トビトと、悪霊に苦しむ娘サラの両者を救うために神から遣わされた天使として活躍します。

ラファエルは旅人トビアの道連れとなり(人間の姿をとって)、サラとの出会いを取り計らい、魚の内臓を使って悪霊を追い払う方法を教え、その煙でサラを苦しめていたアスモデウスを追い払いました。また魚の肝を使って父親トビトの視力を回復させました。すべてが終わった後、ラファエルは自らの正体を明かして「我は神の御前に仕える七人の天使の一人、ラファエルである」と名乗ります(トビト12:15)。

崇敬と図像 / Devotion and Iconography

ラファエルの図像では、魚を手に持つか足元に置き、旅人の杖を携えた青年天使として描かれることが多く、その隣にトビアが描かれる場合も多くあります。「トビアとラファエル」の場面はルネサンス・バロック期に多くの画家によって描かれ、特にフィレンツェのウフィツィ美術館にはヴェロッキオによる有名な作品が所蔵されています。

旅のお供・病気の癒し・精神疾患・目の病・縁結びなど、守護の範囲が広いため多くの人々に親しまれており、「悩める人の天使」として現代でも広く崇敬されています。医療・薬学・看護の職業に就く人々の守護天使としても大切にされています。

タルムードには、ラファエルがヤコブの股関節を癒したという伝承も収められています。創世記でヤコブが天使と格闘して腰を痛めた後、その傷を癒したのがラファエルだとされており、この逸話もラファエルが「癒しの天使」とされる根拠の一つになっています。

文学においても、ラファエルはひときわ親しみやすい天使として描かれています。ジョン・ミルトンの叙事詩「失楽園(Paradise Lost、1667年)」では、神から遣わされたラファエルがエデンの園を訪れ、アダムとイブとともに食卓を囲む場面が描かれています。天使が人間の食事をとれるかという問いに、ラファエル自身が「天使も地上の食べ物を人間と同じように楽しめる」と語るこの場面は、ミルトンが「天使と人間が友として食事を共にできた楽園」を惜しむ詩句とともに記した印象的なくだりです。その後ラファエルは、サタンの反乱と天上の戦いの物語をアダムに語り聞かせ、悪の誘惑への警告を伝えて去ります。その崇敬の歴史の深さに比べると、ミカエルに捧げられた教会や聖地の数と比べてラファエルのそれが少ないのは不思議なほどです。ラファエルの祝日がローマ典礼暦に加えられたのは1921年と遅く、ミカエルへの崇敬が2世紀から連綿と続いてきたのとは対照的です。

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