聖ルチア - The Sacred Secret
聖女

聖ルチア

ルチア/ルーシー/ルシア
Santa Lucia(伊)/ Saint Lucy(英)/ Sancta Lucia(羅)
◆ 年代283年頃〜304年12月13日(享年20歳頃)
◇ 出身地ローマ帝国・シキリア(シチリア)・シラクサ
◆ 祝日12月13日
◇ 守護分野目の病気・盲人・眼科医・作家・著述家・セールスマン・裁縫師・シチリア・喉の感染症・伝染病・疫病
◆ シンボル
目玉(皿に載せた目) 棕梠の枝 蝋燭の冠 ランプ
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Life / 生涯

ルチアはローマ帝国支配下のシチリア島シラクサに生まれた。裕福なキリスト教徒の家庭に育ち、幼いころから神にその生涯を捧げることを心に決め、純潔の誓いを立てていたとされる。母が長年の病に苦しんでいたころ、ルチアはカタニアの聖アガタの墓所に母を連れて祈りに出かけた。その夜の夢にアガタが現れ、母が癒されることを告げ、ルチアが神に選ばれた乙女であると伝えたという。

母の奇跡的な回復ののち、ルチアは持参金の全財産を貧者への施しに使おうと決意する。しかし彼女には異教徒の婚約者がいた。婚約の破棄を知った相手は怒り、ルチアがキリスト教徒であることを当局に密告した。ディオクレティアヌス帝の迫害時代のことである。シラクサの執政官パスカシウスは彼女に信仰を捨てるよう命じたが拒否されると、売春宿に送ることを命じた。しかし伝説によれば、執行人たちは彼女の体を動かすことができなかったという。火をつけても燃えず、ついには喉に剣を突き刺されて殉教した。

Episode / エピソード・伝承

ルチアの名前はラテン語の「ルクス(lux)」すなわち「光」に由来する。これが「光の聖女」としての崇敬と深く結びつき、特に北欧スカンジナビア諸国では冬至に近い12月13日(かつてユリウス暦の冬至の日)に「聖ルチア祭(Luciadagen)」を盛大に祝う習慣がある。白い衣をまとい、蝋燭の冠を頭に載せた少女が「聖ルチア」に扮して光をもたらす行列を行う。スウェーデンでは国民的な冬の祭りとして定着している。

目のシンボルについては、拷問で目を抉られたという伝説に基づくが(後世の付加とも考えられている)、「目の聖女」として眼科・目の病気の守護聖人として広く崇敬されてきた。彼女の遺物はヴェネツィアに安置されている。

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