聖ロザリア - The Sacred Secret
聖女

聖ロザリア

ロザリア/ロザリー/パレルモの聖ロザリア
Santa Rosalia(伊)/ Saint Rosalia(英)/ Sancta Rosalia(羅)
◆ 年代1130年頃〜1166年頃
◇ 出身地パレルモ(シチリア、イタリア)
◆ 祝日9月4日
◇ 守護分野パレルモ市・疫病からの保護・シチリア島
◆ シンボル
薔薇の冠 洞窟 頭蓋骨(死の黙想) 天使
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Life / 生涯

聖ロザリアは12世紀のシチリアに生まれた隠修女です。ノルマン王ルッジェーロ2世の宮廷に連なる貴族の家柄に生まれたと伝えられますが、若くして王宮の暮らしを捨て、神への奉献の生活を選びました。最初はビナガラ山の洞窟に、後にパレルモ郊外のモンテ・ペッレグリーノの洞窟に移り住み、そこで独り祈りと断食の日々を送りながら生涯を閉じたとされます。

彼女の存在が広く知られるようになったのは、死後約500年を経た17世紀のことです。1624年、パレルモでペストが猛威を振るうなか、ある病者の前に彼女が現れ、遺骨を見つけて市中を行列させるよう告げたと伝えられます。1625年にモンテ・ペッレグリーノの洞窟で遺骨が発見され、1625年9月9日に厳粛な行列が行われると、ペストは終息しました。パレルモの人々はこの奇跡を彼女の執り成しによるものと信じ、熱烈に崇敬するようになりました。

Episode / エピソード・伝承

ロザリアの洞窟(現在の聖堂)には彼女自身の手によると伝えられる碑文が残っており、「私、ロザリアはシニバルドの娘であり、愛のみを理由として、この洞窟に住むことを選んだ」と記されています。この言葉は、身分も富も捨てて神の愛のみに身を委ねた隠修女の精神をよく伝えています。

パレルモではロザリアは今も絶大な崇敬を受けており、毎年9月には「フェスティーノ(フェスタ・ディ・サンタ・ロザリア)」と呼ばれる盛大な祭りが行われます。黄金の戦車に乗せた彼女の像が市内を練り歩くこの祭りは、ユネスコの無形文化遺産にも登録されており、パレルモの人々の生活と信仰に深く根ざしています。

名前の「ロザリア」はラテン語の「rosa(薔薇)」に由来するとも言われ、薔薇の冠をつけた清らかな乙女として描かれることが多く、イタリア・バロック美術の中で人気の高い画題の一つとなっています。

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