聖人

聖アルフォンソ・デ・リゴリ

アルフォンソ・リゴリ/アルフォンサス・リグオリ
Sant'Alfonso Maria de' Liguori(伊)/ Saint Alphonsus Liguori(英)/ Sanctus Alphonsus Maria de Ligorio(羅)
◆ 年代1696年9月27日 - 1787年8月1日
◇ 出身地イタリア・ナポリ王国マリアネッラ
◆ 祝日8月1日
◇ 守護分野聴罪司祭・道徳神学者・モラリスト、関節炎患者、弁護士(非公式・民衆的)、倫理神学、信心深い在俗者
◆ シンボル
司教冠と杖百合の花本(神学書)十字架
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Life / 生涯

アルフォンソ・マリア・デ・リゴリは1696年9月27日、ナポリ王国の貴族の家庭に生まれた。幼い頃から非凡な才能を示し、16歳にして法学の学位を取得するほどの秀才だった。弁護士として活躍していたが27歳の時に裁判で手痛い敗訴を経験し、これを機に神学の道へと転じた。

1726年に司祭に叙階されたアルフォンソは、ナポリの下層民への宣教に情熱を注ぎ、1732年にはレデンプトール会(最も聖なる救い主修道会)を創設した。この修道会は都市部の恵まれない層や農村地帯での宣教活動を使命とするものであった。1762年にはサンタガタ・デイ・ゴティ司教に任命された。

晩年は関節炎による激しい苦痛と信仰上の暗夜を経験しながらも著作活動を続けた。道徳神学の分野で約60冊の著作を残し、「確率論的穏健主義(エキオリズム)」を確立して、厳格主義と寛大主義の両極端を退け人間の弱さに寄り添う倫理神学の基礎を築いた。1787年8月1日に帰天し、1839年に列聖、1871年には教会博士の称号を贈られた。

Episode / エピソード・伝承

アルフォンソが書いた「今宵よ、天の星よ(Tu scendi dalle stelle)」は、イタリアで最も愛されるクリスマスの歌の一つとなっており、庶民が親しみやすい霊的な言葉を大切にした彼の姿勢を今に伝えている。

法廷での一件の敗訴によって俗世を捨てた話は有名で、アルフォンソは「世の中は虚偽に満ちている」という言葉とともに、それ以後二度と法廷に関わることはなかったと伝えられる。聴罪司祭として非常に温和な姿勢で知られ、厳格主義的な罰則よりも神の慈悲を強調したことが民衆から深く慕われた理由でもある。

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