ハンガリーの聖エリザベト(Elizabeth of Hungary、エルジェーベト)

◆年代:1207年7月7日ー1231年11月17日
◇祝日:11月17日、19日
◆守護分野:病院、看護師、パン屋、花嫁、瀕死の子供、亡命者、未亡人、ホームレス

ハンガリーの王女として生まれ、4歳の時にドイツの領主の子息で11歳のルードヴィヒと婚約させられました。結婚したのは1221年14歳の時で、幸福な結婚生活を送り、常に良い妻で1男3女の賢母でありました。
城外に住む貧しい人々や病人を城内に連れて洗い清め救済に従事していたと言われています。
1227年にルードヴィヒは十字軍に参加し聖地に向かうも病気で倒れ27歳でこの世を去りました。
エリザベトは悲しみに沈み、更には夫の弟が彼女の長男の摂政となりエリザベトを城外に追放したのでアイゼナハの町の小屋に住むことになったと言います。
夫の葬式後フランシスコ会に入会しマールブルクで祈りと清貧と慈善の生活に身をささげ、飢えた人々に食べ物を、ぼろを纏った人には衣服を与える等して世話をしましたが、それに2年たらず、24歳で帰天しました。
死後、エリザベトの墓では奇跡が起き、巡礼が来るようになり1235年に教皇グレゴリウス9世によって列聖されました。


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