ラ・サレットの聖母 - The Sacred Secret
聖母

ラ・サレットの聖母

ラ・サレットの聖母
Our Lady of La Salette(英)/ Notre-Dame de La Salette(仏)/ Beatissima Virgo de La Salette(羅)
◆ 年代出現:1846年9月19日
◇ 出身地フランス・イゼール県ラ・サレット
◆ 祝日9月19日
◇ 守護分野悲しみの聖母、回心の祈り
◆ シンボル
涙を流す聖母十字架と鎖麦の穂(豊作の祈り)
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Life / 生涯

ラ・サレットの聖母は1846年9月19日、フランス南東部イゼール県のラ・サレットの山の牧場で、マクシマン・ジロー(11歳)とメラニー・カルヴァ(14歳)という2人の羊飼いの子どもに現れたとされる聖母の出現です。出現した聖母は泣きながら、人々の信仰の冷えと安息日を守らないこと・神の名を汚す言葉を使うことへの嘆きを述べたとされています。そして「もし人々が改心しなければ」という条件のもとに、農作物の不作と苦難の訪れを予告したともいわれています。

カトリック教会はグルノーブル司教による調査の結果、1851年に「これは否定するに足る何もない」という認可を与え、1879年には教皇レオ13世がラ・サレットに巡礼大聖堂の建設を認めました。この出現の特徴は、喜びや希望よりも悲しみと悔い改めへの招きが強調されている点で、ルルドの出現(1858年)よりも12年前のものです。現在もラ・サレットには毎年多くの巡礼者が訪れ、特に9月19日の祝日には大規模な集会が行われます。

Episode / エピソード・伝承

出現後、二人の子どもたちは聖母から秘密のメッセージをそれぞれ別に受け取ったとされています。このメッセージ(「ラ・サレットの秘密」)は後にローマに送られ、教皇ピウス9世に届けられましたが、その内容は部分的にしか公開されていません。メッセージをめぐる議論は今日も続いています。

「悲しみの聖母」としてのラ・サレットの出現は、当時のフランス社会における世俗化と信仰の衰退への警告として受け止められました。出現が引き起こした回心者の数は多く、以来ラ・サレット修道会(Our Lady of La Salette Missionaries)が設立されて伝道活動を続けています。涙を流す聖母の像は世界各地のカトリック教会で見られ、悔い改めと和解の象徴として信者の心に深く刻まれています。

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