リジューの聖テレーズ - The Sacred Secret
聖女

リジューの聖テレーズ

テレーズ・マルタン/幼きイエスの聖テレーズ/花のテレーズ/テレジア
Sainte Therese de Lisieux(仏)/ Saint Therese of Lisieux(英)/ Sancta Teresia a Iesu Infante(羅)
◆ 年代1873年1月2日〜1897年9月30日(享年24歳)
◇ 出身地フランス・アランソン
◆ 祝日10月1日
◇ 守護分野宣教師・フランス・航空士・エイズ患者・結核患者・病人・花屋・子ども
◆ シンボル
バラ 十字架 修道衣 福音書
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Life / 生涯

テレーズ・マルタンは1873年、フランス北西部ノルマンディー地方のアランソンに生まれた。敬虔なカトリック家庭の末娘として育ち、幼くして母を亡くしたが、信仰厚い父ルイと姉たちに支えられて成長した。幼い頃からキリストへの深い愛を抱き、15歳という異例の若さでノルマンディーのリジューにあるカルメル会修道院への入会を志した。教区長に拒否されると、巡礼中のローマでレオ13世に直接嘆願するほどの強い意志を示し、翌年入会を許された。

修道院では「幼きイエスの聖テレーズ」の名を受け、清掃や洗濯といった日々の小さな務めを神への愛の行為として忠実に果たした。この姿勢は後に「小さき道(voie d'enfance)」と呼ばれ、完全な謙遜と信頼によって神の愛に身をゆだねる霊的方法として広く知られるようになる。院長の命で書いた自伝的回想録は後に『ある魂の物語』として出版され、世界中で読み継がれる霊的古典となった。24歳で肺結核により修道院内で逝去した。

列福は1923年、列聖は1925年。1997年には教皇ヨハネ・パウロ2世によって教会博士に宣言された。海外への宣教に出ることなく修道院内で一生を終えたテレーズが宣教師の守護聖人とされるのは、祈りと犠牲によって宣教師たちを支え続けたことによる。

Episode / エピソード・伝承

テレーズは臨終の床で「死後も天国からバラの雨を降らせ、善を行い続ける」と語ったとされる。この言葉は広く知られ、テレーズへの祈りに応じてバラの香りや花弁が現れるという体験談が世界各地から報告されてきた。バラは今日もテレーズを象徴する花として定着している。

また、彼女が「小さき道」を説く際に用いたのがエレベーターの比喩である。「私には山を登る力がない。でも神というエレベーターがあれば、ただ腕を広げてそこに乗ればいい」という言葉は、完全に神の愛に頼ることの大切さを端的に表し、多くの人々の心をとらえた。宣教師と縁のなかった修道女が宣教師の守護聖人となったのも、こうした信頼と祈りの霊性が教会全体の福音宣教を支えるとして評価されたからである。

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