十字架の聖ヨハネ - The Sacred Secret
聖人

十字架の聖ヨハネ

フアン・デ・ラ・クルス/ヨハネス・ア・クルーチェ
San Juan de la Cruz(西)/ Saint John of the Cross(英)/ Sanctus Ioannes a Cruce(羅)
◆ 年代1542年6月24日〜1591年12月14日(享年49歳)
◇ 出身地スペイン・カスティーリャ・フォンティベロス
◆ 祝日12月14日
◇ 守護分野神秘家・瞑想・観想修道者・詩人・スペインの詩
◆ シンボル
十字架 ペンと書物 カルメル会の修道衣
画像準備中 - Image Coming Soon

Life / 生涯

十字架の聖ヨハネは1542年、スペインのカスティーリャ地方フォンティベロスに生まれた。幼くして父を失い、貧困の中で育った。カルメル会に入会し、サラマンカ大学で神学を修めたのち、1567年に司祭に叙階された。同年、アビラの聖テレジアと運命的な出会いを果たす。テレジアはカルメル会の改革(跣足カルメル会の創立)に協力者を求めており、ヨハネはその志に深く共鳴して改革修道院の指導者となった。

改革派と旧来派の対立は激しく、1577年にはヨハネは旧派の修士たちに拉致され、トレドの修道院の狭い独房に9ヶ月間幽閉された。光もほとんど入らない暗闇の中で鞭打たれ、極度の飢えと寒さに苦しめられた。しかしこの苦難の中でヨハネは瞑想を深め、後世に残る詩を牢獄の中で創作した。1578年に奇跡的に脱出に成功し、その後も改革活動を続けながら数々の著作を書き残した。1591年、失意と病の中で帰天。1726年に列聖、1926年に教会博士に宣言された。

Episode / エピソード・伝承

ヨハネの神秘思想の核心は「霊魂の暗夜(ノーチェ・オスクーラ)」という概念にある。神との完全な合一のために、人間は自己の感覚的・霊的な慰めをすべて捨て去り、真の暗闇の中を通り抜けなければならないというものだ。トレドの牢獄での体験はこの思想の生きた証となった。「カルメルの山への登り」「霊魂の暗夜」「愛の生ける炎」「霊的雅歌」など、彼の著作はキリスト教神秘主義の最高峰とされ、現代にいたるまで霊的指導の古典として読み継がれている。

詩人としての才能も際立っており、スペイン語文学史上屈指の詩人として文学的にも高く評価されている。その詩は神との愛の合一を燃えるような言葉で表現しており、神学と詩が渾然一体となった独自の世界を持つ。「何も恐れるな、何も嘆くな、すべては過ぎ去る。神だけが変わらない。忍耐こそがすべてを得る。神を持つ者は何も欠けない」という言葉は彼の霊性を端的に示している。

PICK UP ITEMピックアップ商品

もっと見る
  • メダイのサイズ保管方法

最近チェックした商品

最近チェックした商品はまだありません。