聖ディンプナ - The Sacred Secret
聖女

聖ディンプナ

ディンプナ/ディンファ/ゲールの聖ディンプナ
Sainte Dymphne(仏)/ Saint Dymphna(英)/ Sancta Dympna(羅)
※ 聖ディンプナの生涯についての歴史的記録は13世紀以降のものが最初で、史実と伝承が混在しています。
◆ 年代7世紀頃(生没年不詳)
◇ 出身地アイルランド(出身)/ ベルギー・ヘール(殉教地)
◆ 祝日5月15日
◇ 守護分野精神疾患・情緒障害・てんかん・神経疾患・夢遊病・悪霊憑き・家出した若者・近親相姦の被害者・性的暴力の被害者・精神科医・心理士
◆ シンボル
剣(斬首) 白百合(純潔) 王冠(王女の身分) 鎖に繋がれた悪魔(精神的苦悩)
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Life / 生涯

聖ディンプナは7世紀頃のアイルランドの王女とされています。母はキリスト教徒の美しい貴族の女性で、ディンプナも洗礼を受けて育ちました。しかし母が若くして亡くなると、父王は深い悲しみのなかで精神のバランスを崩し、亡き妻そっくりに成長した娘のディンプナを妻に迎えようとする異常な考えに取り憑かれてしまいます。

ディンプナは告解司祭のゲレベルヌス神父とともにアイルランドを脱出し、ベルギーのアントウェルペン近くに上陸します。さらに内陸のヘールという地に辿り着き、そこで隠遁生活を送りながら貧者や病者の世話をしていました。しかし父王は手がかりをたどって娘を追い詰め、ゲレベルヌス神父を斬り殺したのち、ディンプナ自身にも剣を向けました。それでも娘が拒絶すると、父自ら彼女の首を斬り落としたといいます。

ディンプナが殺された場所には後に礼拝堂が建てられ、その墓で精神疾患を抱えた多くの人々が癒しを体験したと伝えられるようになりました。13世紀には遺骨が発見され聖堂が建立されました。現在もベルギーのヘールには「聖ディンプナ精神科病院」が建ち、世界中の精神疾患を抱える人々の守護聖女として崇敬されています。

Episode / エピソード・伝承

中世ヘールでは、精神疾患を抱えた巡礼者たちが聖ディンプナの聖堂に集まり、地域の家庭に預けられて回復を待つという独自の慣行が生まれました。この慣行は「ゲール・コロニー」と呼ばれ、現代の精神科地域医療・グループホームの原型ともいわれています。ヘールの町は今なお精神疾患を抱える人々を地域全体で受け入れる伝統を守っており、「精神的な苦しみに対する寛容と受容」の象徴としてユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

聖ディンプナへの崇敬は近年、精神的健康に苦しむ多くの人々の間で世界的に広がっています。家族からの虐待、精神的苦痛、家出や逃避を余儀なくされた人々が自らの守護聖人として彼女に祈りを捧げており、そのメダイやイコンを身につける信者が増えています。

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