海の星の聖母(ステラ・マリス) - The Sacred Secret
聖母マリアの称号

海の星の聖母(ステラ・マリス)

ステラ・マリス/海の星の聖母/海の星のマリア
Stella Maris(羅)/ Our Lady, Star of the Sea(英)/ Notre-Dame Etoile de la Mer(仏)
◆ 称号の起源9世紀頃から使用
◇ 関連祝日9月27日(地域により異なる)
◆ 守護分野船員・漁師・航海者・海軍・難破からの保護・港町・島嶼地域
◆ シンボル
星(頭上または手に) 海・波 青いマント
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称号の由来 / Origin of the Title

「ステラ・マリス(Stella Maris)」はラテン語で「海の星」を意味し、聖母マリアへの崇敬に基づく称号の一つです。この言葉の起源は9世紀の学者聖イシドルスの著作に遡るとも言われますが、中世の神学者の間で広まり、航海の民の間で特別な意味を持つようになりました。

暗い夜の海で北極星(Stella Maris - 「海の星」とも呼ばれた)が航海者の道標となったように、聖母マリアもまた人生の嵐の中で迷う魂を正しい方向へ導く「星」であるというイメージが重なっています。聖ベルナルドゥス・クレルヴォーは12世紀の著作の中でこの称号を用い、嵐の海での聖母への祈りをすすめました。

この呼びかけは海と共に生きる人々の心に深く刻まれ、地中海沿岸・大西洋岸・北海などの港町に「ステラ・マリス」を冠した礼拝堂や教会が多く建てられました。日本でも長崎や横浜などの港湾都市に関連する崇敬が見られます。

信仰と図像 / Devotion and Iconography

図像では聖母マリアが青いマントをまとい、頭上または手に輝く星を持つ姿で描かれることが多く、足元に波が描かれる場合もあります。カルメル山の聖母像との融合も見られ、イスラエルのハイファにあるカルメル会修道院(ステラ・マリス修道院)は、この称号と深く結びついた場所として知られています。

「アヴェ・マリス・ステラ(Ave Maris Stella)」は8世紀頃から歌われてきた有名な聖母讃歌で、「海の星よ、めでたし(Hail, star of the sea)」という書き出しで始まります。グレゴリオ聖歌をはじめ多くの作曲家がこのテキストに曲を付けており、カトリック聖歌の中でも特に古い部類に属する名曲です。世界の航海者・漁師・海軍関係者に長く親しまれてきた聖母称号として、現在も多くの地域で崇敬されています。

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