尊者ジャンヌ・シェザール・ド・マテル - The Sacred Secret
尊者

ジャンヌ・シェザール・ド・マテル

ジャンヌ・マリー・シェザール・ド・マテル/御言葉の受肉修道会創設者
Jeanne Chezard de Matel(仏)/ Venerable Jeanne Chézard de Matel(英)
※ ジャンヌ・シェザール・ド・マテルは現在カトリック教会において「尊者(Venerable)」の称号を持ちます。列福・列聖はまだ行われていません。
◆ 年代1596年11月6日〜1670年9月11日
◇ 出身地ロアンヌ(ロワール県・フランス)
◆ 記念日9月11日(典礼暦には未掲載)
◇ 業績御言葉の受肉修道会(OVISS)創設
◆ シンボル
修道衣 書物・神秘的著作 御言葉(ロゴス)の象徴
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Life / 生涯

ジャンヌ・マリー・シェザール・ド・マテルは、フランス中部ロアンヌの軍人貴族の家に生まれた。生まれる前に4人の兄弟姉妹を亡くした両親の、待望の子であった。洗礼は生後すぐに聖ステファノ教会で行われ、物乞いをしていた二人の子どもが代父母を務めたという。幼少期から深い祈りへの傾きを示し、12歳で初聖体を受け、その後いくつかの修道会への入会を検討したものの、カルメル会、ウルスリン会、ヴィジタシヨン会のいずれも自分の召命とは異なると感じた。

20代に入ってから神秘的な体験が深まり、「御言葉の受肉(Incarnate Word)」という名をもつ修道会を創設するよう内的に示されたとジャンヌは記している。1625年7月2日、29歳のジャンヌは2人の仲間とともにロアンヌで「御言葉の受肉修道会(Ordre du Verbe Incarné et du Saint-Sacrement / OVISS)」の活動を始めた。会の主要な目的は若者の教育に置かれ、規則と会憲は1633年に認可された。しかしリヨン大司教の交代により、新任の枢機卿アルフォンス=ルイ・デュ・プレシ・ド・リシュリュー(あの宰相リシュリューの兄)が修道会の承認に強く反対したため、ジャンヌはロアンヌ・リヨン・パリで修道会設立の許可を求めて何度も嘆願を繰り返した。

困難と反対の中でも、ジャンヌは多くの女性を惹きつけ、その信仰と学識によって人々の霊的指導者として慕われ続けた。生涯を通じて誓願を立てることを延期せざるを得なかったが、1670年9月11日、臨終の床でついに自ら創設した修道会の修道衣を着て誓願を立て、数時間後に74歳で息を引き取った。列聖調査は死後まもなく始まり、現在「尊者」の称号を持つに至っている。

Episode / エピソード・伝承

ジャンヌの霊的生活の核心は、キリストの御言葉の受肉という神秘への黙想にあった。修道会の名称について神から示しを受けた際、「神の小羊」という名を考えていたジャンヌに対してキリスト自身が「御言葉の受肉という名だけにせよ。そこに私の全てが表されているのだから」と告げたとジャンヌは記している。

Jesus est entierement a nous; soyons entierement a lui. - 「イエスは完全に私たちのもの。私たちも完全に彼のものでありましょう。」- ジャンヌ・シェザール・ド・マテル

ジャンヌはラテン語の注入的知識(infused knowledge of Latin)を持ち、ほぼ正規の学校教育を受けていないにもかかわらず、神秘神学の著作を多数著した。その膨大な霊的著作はフランス神秘主義の重要な遺産として評価されており、19世紀の作家ジョリス=カルル・ユイスマンスの小説『大聖堂』にも言及されている。彼女の精神を受け継ぐ御言葉の受肉修道会は今日も米国テキサス州サン・アントニオを本部とし、世界各地で活動を続けている。

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