聖コルンバ(アイオナ) - The Sacred Secret
聖人

聖コルンバ

コルンバ/コルム・チル(教会の鳩)/コルンバキル/コルンキレ
Colm Cille(アイルランド語)/ Saint Columbkille(英・別称)/ Saint Columba(英)/ Sanctus Columba(羅)
※ 「コルンバ(Columba)」「コルンバキル(Columbkille)」「コルム・チル(Colmcille)」はいずれも同一人物の異なる表記です。なお同時代のアイルランド出身修道士「コルンバヌス(Columbanus、543年頃〜615年)」とは別人です。コルンバヌスはフランクおよびイタリアで活動し、祝日は11月23日です。
◆ 年代521年12月7日〜597年6月9日
◇ 出身地ガルタン(ドニゴール州・アイルランド)
◆ 祝日6月9日
◇ 守護分野アイルランド(守護聖人のひとり)、スコットランド、デリー市、詩人、製本業者、洪水に対する守護
◆ シンボル
修道院長の杖 書物・写本 老いた白馬
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Life / 生涯

コルンバはアイルランド北部ドニゴール州ガルタンに、アイルランド最古の王家の一つウイ・ニール族の血を引く家に生まれた。洗礼名「コルム(鳩)」はラテン語のコルンバ(columba)に由来し、「コルム・チル(教会の鳩)」という愛称でも呼ばれた。幼い頃から聖所で祈る姿を見られ、15歳頃に聖フィンニアン(ムーヴィル)のもとで修学を始め、後にクロナードのフィンニアンに学んだ。546年頃に初の修道院をデリーに創設し、続いてダロウ、ケルズなどアイルランド各地に修道院を建てた。

563年、40歳を過ぎたコルンバは12人の仲間とともに革張りの小舟でアイルランドを去り、スコットランド西岸の小島アイオナに渡った。かつての王国ダル・リアータ内のこの島に修道院を建立し、以後34年間をアイオナで過ごした。アイオナ修道院はスコットランドのピクト族への伝道の拠点となり、イングランド北部リンディスファーン修道院をはじめ各地にその精神が広がった。コルンバは書写の熟達者でもあり、自ら300冊以上の写本を筆写したとされる。『ケルズの書』や『ダロウの書』との関連も伝えられる。597年6月9日、祭壇前で倒れ静かに息を引き取った。

Episode / エピソード・伝承

コルンバにまつわる逸話の中で最もよく知られるのは、世界最初の著作権紛争の伝承である。師フィンニアンが所蔵する詩篇の写本をコルンバが許可なく写し取ったことが発端となり、「牛に子牛が属するように、写本には原本が属する」というアイルランド高王ディアルマイトの裁定によってコルンバ側が敗訴。この怒りが一因となってクル・ドレイムネの戦いが起き、多くの命が失われた。この出来事がコルンバのアイルランド離脱の背景の一つとされており、贖罪としての自発的な流刑という側面も伝えられている。

コルンバの伝記作者アドムナンは、彼が数多くの奇跡を行ったと記録している。最も著名なのはネス湖(ロッホ・ネス)の水獣に関するもので、アドムナンの記述は「ネッシー」伝説の最古の文献として知られる。また死の前日、老いた白馬がコルンバの傍らに来て頭を彼の胸に押しつけて嘆いたという話も伝えられ、動物との霊的な繋がりを示すエピソードとして親しまれている。聖コルンバの祝日6月9日は国際ケルト芸術の日にも指定されている。

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