スコットランドの聖マーガレット - The Sacred Secret
聖女

スコットランドの聖マーガレット

マーガレット・オブ・スコットランド/マーガレット・オブ・ウェセックス
Saint Margaret of Scotland(英)/ Sancta Margareta Scotiae(羅)
◆ 年代1045年頃〜1093年11月16日
◇ 出身地ハンガリー(父エドワード「流謫王」の地でアングロ・サクソン王族として生誕)
◆ 祝日11月16日(列聖:1250年)
◇ 守護分野スコットランド(守護聖人)、大家族、寡婦、亡命者、教育
◆ シンボル
王冠と十字架 福音書 施しの袋 黒い十字(真の十字架の断片)
画像準備中 - Image Coming Soon

Life / 生涯

マーガレットはアングロ・サクソン王アルフレッド大王の血を引く王族の娘として、ハンガリーで生まれた。父エドワード「流謫王」はイングランドへの帰国の途中に亡くなり、マーガレットは母・弟妹とともにイングランドに戻ったが、1066年のノルマン征服後には再び国外へと旅立ち、嵐に遭ってスコットランドに漂着した。スコットランド王マルコム3世(マルコム・カンモア)に迎えられ、1070年頃に王妃として嫁いだ。

王妃となったマーガレットはその深い信仰と博識によってスコットランドの教会改革に大きな役割を果たした。典礼をローマの慣行に合わせ、四旬節の始まり、安息日の定義などを改めた。貧者の救済に尽力し、毎食前に孤児と貧者を自ら養うのを習慣とし、夫マルコムを通じて奴隷の解放も推進した。教会・修道院の建設を支援し、ダンファームリン修道院の創建にも関わった。8人の子ともに恵まれ、その息子たちは後にスコットランド王位を継承し、敬虔な統治を行った。1093年、夫マルコムが戦死したという知らせを受けた翌日に病床で息を引き取り、ダンファームリン修道院に葬られた。

Episode / エピソード・伝承

マーガレットにまつわる伝承の中に「真の十字架(Black Rood)」の逸話がある。彼女はキリストが磔にされた真の十字架の断片を金と象牙の聖遺物入れ(マーガレット・レリクアリー)に収めており、「聖なる黒い十字架(ブラック・ルード・オブ・スコットランド)」として国家の宝とされた。1296年にエドワード1世がスコットランドを占領した際に略奪されたが、その霊的な意義はスコットランドの人々の信仰に長く刻まれた。

また夫マルコムは読み書きができなかったが、マーガレットが毎晩聖書を読み聞かせ、彼が深く感銘を受けて信仰を深めたという。マルコムは妻の宗教的書物を美しい装丁で製本させ、贈り物として渡したとも伝えられる。マーガレットはスコットランドの聖人として崇敬されるだけでなく、女性のキリスト者的指導者の模範として、また家族の絆と教育を重んじる聖人として今日も広く親しまれている。

PICK UP ITEMピックアップ商品

もっと見る
  • メダイのサイズ保管方法

最近チェックした商品

最近チェックした商品はまだありません。