聖ディスマス - The Sacred Secret
聖人

聖ディスマス

ディスマス/デュスマス/悔い改めた盗賊/右の盗賊
Saint Dismas(英)/ Sanctus Dismas(羅)
※ ディスマスという名前は聖書外典に由来する仮の名であり、本名は記録されていません。生没年についても史料がなく、イエス・キリストと同時代(1世紀)の人物とされます。
◆ 年代1世紀(生没年不詳)
◇ 出身地不詳(パレスチナ地方)
◆ 祝日3月25日
◇ 守護分野死にゆく人・囚人・葬儀業者・泥棒の回心・終油の秘跡を受ける人
◆ シンボル
十字架 棕櫚の葉(殉教)
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Life / 生涯

聖ディスマスは、イエス・キリストとともにゴルゴタの丘で十字架刑に処された二人の犯罪者のうちの一人です。新約聖書ではその名は記されていませんが、後世の伝承によってディスマス(あるいはデュスマス)という名で知られるようになりました。

福音書の記述によれば、もう一人の犯罪者がイエスをののしる中、ディスマスはたしなめ、自分たちが受けている刑罰は当然だが、イエスは何も悪いことをしていないと言いました。そして「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と願いました。イエスはその言葉に「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と答えられました(ルカ23:39-43)。この場面は、悔い改めと信仰による救いを示す最も純粋な例として、カトリック教会に深く受け継がれています。

ディスマスについての伝承はいくつかあります。そのひとつは、イエスの両親がエジプトへ逃れる旅の途中に盗賊の一団に遭遇した際、若いディスマスがその一団の子どもであり、聖家族に親切を施して難を逃れさせたというものです。もし真実であれば、ディスマスはその出会いから数十年後に、その子どもをめぐる十字架の傍らで最期を迎えたことになります。

Episode / エピソード・伝承

ディスマスは、聖書に登場する人物の中で唯一、イエスから直接「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」という言葉をかけられた人物です。この言葉は、どのような罪を犯した人であっても、最後の瞬間に真摯な悔い改めがあれば神の憐れみが注がれることを示すものとして、カトリック教会の信仰の核心に位置しています。

このことから、ディスマスは死にゆく人・臨終の秘跡を受ける人・囚人・死刑囚の守護聖人とされています。葬儀に携わる人々やホスピスの関係者がディスマスに取り次ぎを祈る伝統も各地に根付いています。

「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる。」 - ルカによる福音書 23章43節

祝日の3月25日は、受胎告知(神のお告げ)の祭日と同じ日付です。救いの始まりと救いの完成がひとつの日付に重なるこの符合は、カトリック神学において深い意味を持つとされています。

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