聖血の聖母 - The Sacred Secret
聖母

聖血の聖母

せいけつのせいぼ/宝血の聖母
Our Lady of the Precious Blood(英)/ Madonna del Sangue(伊)/ Mater Sanguinis(羅)
※ 「聖血の聖母(Our Lady of the Precious Blood)」は、イエス・キリストが十字架上で流された「宝血(聖血)」とマリアとの神学的な結びつきに由来するマリア崇敬の称号です。固有の出現伝承を持つ地域の聖堂も複数あります(イタリアのレ・フォンタニーニェなど)。7月1日(宝血の祝日)と深く結びついて崇敬されています。
◆ 崇敬の起源古代教会以来・19世紀に広まる
◇ 関連聖地イタリア・レ・フォンタニーニェ修道院など
◆ 祝日7月1日(宝血の祝日に合わせて記念)
◇ 守護分野贖罪への信仰・病者・苦しむ人・臨終者
◆ シンボル
聖血の杯 七つの剣 十字架 赤いローブ
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Life / 生涯

「聖血の聖母」という称号は、イエス・キリストが十字架上で流した宝血と、その場に立ち会った聖母マリアとの深いつながりから生まれた崇敬です。マリアは受胎から十字架のもとに至るまで、キリストの受難と救いの全行程に参与しました。この意味において、マリアは「宝血によって贖われた全人類の母」であり、同時にその宝血の贖いを成就した生贄の「祭司と供え物を準備した者」でもあるとカトリック神学は理解しています。

宝血への信心は古代教会から存在していましたが、組織的な崇敬が広まったのは主に19世紀のことです。1849年、教皇ピウス9世が全教会に「宝血の祝日」(7月1日)を制定し、宝血信心会が各地に設立されました。この流れの中でマリアと宝血を結びつける崇敬も組織化され、「聖血の聖母」「宝血の聖母」という称号のもとで多くのマリア崇敬が生まれました。

イタリアのレ・フォンタニーニェ(フリウリ地方)やその他の地域には、聖血の奇跡と結びついたマリアの出現・御像の伝承があり、それらを祀る聖堂が今も巡礼地となっています。

Episode / エピソード・伝承

カトリック神学において、マリアはカルバリオの丘でキリストの受難に「共苦(コンパッシオ)」した存在として特別な位置を占めます。七つの苦しみの祝日(9月15日)のシンボルである「七つの剣」は、マリアが子の死という極限の苦しみを受け入れた様子を表しており、聖血の聖母のイコンにもしばしばこのシンボルが組み合わされます。

「聖血の聖母」への祈りは、死と臨終の時における取り次ぎを願う内容を持ち、宝血の贖いを信頼する信者にとっての慰めの祈りとして各地で伝承されています。宝血信心会の創設者として有名な聖ガスパール・デル・ブッファロ(1786-1837)の活動も、この崇敬の普及に大きく貢献しました。

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