ラ・バンの聖母 - The Sacred Secret
聖母

ラ・バンの聖母

ラ・バンの聖母/ベトナムの聖母
Our Lady of La Vang(英)/ Duc Me La Vang(越)/ Beatissima Virgo de La Vang(羅)
※ ラ・バンの聖母の出現については、バチカンによる公式認定(アドプロバタ)はまだ行われていませんが、歴代教皇がその信心の重要性を公式に認め、ラ・バン大聖堂はベトナムの国家聖地として指定されています。ベトナム国内外のベトナム系カトリック信者の間で最も深く崇敬される聖母の称号の一つです。
◆ 出現1798年8月(推定)
◇ 場所ベトナム・クアンチ省ラ・バンの森
◆ 祝日8月15日(被昇天と同日)/ 8月27日(フエ大司教区)
◇ 守護分野ベトナムのカトリック信者、ベトナム系ディアスポラ、迫害下にある信者
◆ シンボル
ベトナム伝統衣装(アオザイ)をまとう聖母 幼子イエス 森の木の葉(薬草) ロザリオ
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Life / 生涯

1798年、ベトナム(当時のコーチシナ地方)では、カイン・ティン(景盛)帝によってカトリック信者への弾圧が始まりました。信仰を守るために多くのカトリック信者が家を捨て、中部ベトナムのクアンチ省にあるラ・バン(La Vang)の密林へと逃げ込みました。その土地は荒れた密林で、野生動物の脅威や熱病、飢えに悩まされながら、信者たちは夜ごとロザリオを唱えて神に祈りを捧げていました。

ある夜、祈りを続けていた信者たちの前に、ベトナムの伝統衣装(アオザイ)をまとい、幼子イエスを抱いた女性が現れたといわれています。信者たちはこれを聖母マリアであると確信しました。聖母は彼らを慰め、「ここに来て祈る者はすべて願いを聞き入れられる」と語り、また近くに生えている木の葉を煮て薬として使うよう教えたと伝えられています。この出現は複数回行われたとされ、その後も多くの病者が癒されたという証言が残されています。

1802年、迫害が和らいで信者たちが各地の村に戻るとともに、この出現の話は広く伝わりました。1820年には出現の場所に小さな礼拝堂が建てられ、巡礼者が訪れるようになりました。1961年にベトナムのカトリック司教団がラ・バン聖堂をベトナムの「国家聖マリア中心地」として指定し、1962年には教皇ヨハネス23世が大聖堂(バジリカ)の称号を授けました。

Episode / エピソード・伝承

ラ・バンの聖母が「アオザイ」と呼ばれるベトナムの伝統的な民族衣装をまとって現れたとされる点は、ベトナムの人々にとって深い意味を持ちます。聖母が自分たちの文化の中に溶け込んだ姿で現れたことは、神がベトナムの民を文化ごと愛し受け入れてくださっているという確信を与え、以来ラ・バンの聖母像はアオザイ姿で制作されることが多くなりました。

1988年6月19日、教皇ヨハネ・パウロ2世はベトナムの殉教者117名の列聖式において、ラ・バンの出現の重要性を公式に認める声明を発表し、ラ・バン大聖堂の再建への支持を表明しました(ベトナム戦争で建物は大きな被害を受けていました)。現在、ラ・バン大聖堂はベトナム全国および世界中のベトナム系カトリック信者の精神的中心地として、毎年8月15日(被昇天の祝日)には数万人から数十万人規模の巡礼が行われています。アメリカのカリフォルニア州オレンジ郡にも大規模なラ・バンの聖母聖堂があり、世界最大のベトナム系カトリック共同体が集います。

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